「江戸のススメ」検定問題

2012年12月17日 放送更新版

問一

平賀源内の出身藩はどこでしょう?

い)大村藩

ろ)高松藩

は)佐賀藩

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【回答】ろ)高松藩
【解説】

父の没した後を継ぎ高松藩に仕えた源内は、当初、足軽に相当する低い身分でした。その後出世しますが、自由を求め退職を願い出ます。藩からは他藩に出仕することを禁止する「構(かまい)」の条件付で許可され、浪人として終生を送りました。

問二

平賀源内が幕府に献上した布はどれでしょう?

い)電気を通さない布

ろ)裂けない布

は)燃えない布

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【回答】は)燃えない布
【解説】

明和元年(1764)、源内は秩父で発見した石綿により火浣布(かかんぷ)と呼ばれる耐火織物を作って幕府に献上しました。田沼意次の意向で長崎に遊学するなど、幕府との関係も深かったようです。

問三

エレキテルは、主に何に用いられたでしょう?

い)医療用

ろ)金属加工用

は)照明用

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【回答】い)医療用
【解説】

静電気発生装置・エレキテルが日本で最初に紹介された「紅毛談(オランダばなし)」によると、実際の効果はともかく、「病人の痛みのある所から火を取り出す道具である」と書かれています。当時は電気という言葉も概念もなく、源内自身も「体より日を出し、病を治する器」と書いています。

問四

「からくり儀右衛門」こと田中久重が創業した会社はどれでしょう?

い)東芝

ろ)日立

は)シャープ

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【回答】い)東芝
【解説】

東芝という名は1939年に設立された「東京芝浦電気」から改称されたものです。「東京芝浦電気」は、田中久重が創業した会社の流れを組む「芝浦製作所」と藤岡市助の「東京電気」が合併して生まれたものです。

問五

華岡青洲が初の全身麻酔で行った手術は何でしょう?

い)虫垂炎手術

ろ)癌摘出手術

は)関節離断手術

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【回答】ろ)癌摘出手術
【解説】

麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」を完成させていた青洲は、世界で初めてとなる文化元年(1804)、全身麻酔による乳癌摘出手術に成功しました。欧米でのエーテルを使用した全身麻酔による手術はその42年後となります。

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