「江戸のススメ」検定問題

2012年11月26日 放送更新版

問一

水戸、紀伊と並ぶ徳川御三家は、どこでしょう?

い)駿府

ろ)尾張

は)彦根

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【回答】ろ)尾張
【解説】

徳川宗家に次ぐ地位を持っていた尾張徳川家、紀伊徳川家、水戸徳川家を御三家といいました。その始祖はすべて家康の子で、尾張家・9男、紀伊家10男、水戸家11男です。

問二

徳川家の家臣で何石以上を大名というでしょう?

い)千石

ろ)一万石

は)10万石

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【回答】ろ)一万石
【解説】

『武家諸法度』では、徳川家の家臣の内1万石以上を大名と定めました。将軍は、1万石以上の所領を与えた証拠に、将軍の花押(かおう)を据えた判物(はんもつ)、または朱肉で押印した朱印状を交付して、所領の支配を確認しました。

問三

現存する日本最古といわれる噴水はどこにあるでしょう?

い)水戸偕楽園

ろ)金沢兼六園

は)岡山後楽園

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【回答】ろ)金沢兼六園
【解説】

金沢城内に水を引くため試作されたものと伝えられる金沢兼六園の噴水は、日本で最古の噴水であると言われています。水源と池の水面の高低差による自然の水圧によるもので、水の高さはおよそ3.5mあります。

問四

わざと鼻毛を伸び放題にしていたという逸話のある大名は誰でしょう?

い)前田利常

ろ)伊達秀宗

は)毛利敬親

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【回答】い)前田利常
【解説】

加賀3代藩主・前田利常は、家来が鼻毛を切ることをすすめたところ、「この鼻毛こそが加州・能州・越中の三国を守っている」と答えたという逸話があります。幕府から警戒されていたため、愚君を装っていたといわれています。

問五

成巽閣の廊下にある敵の侵入を知らせるために作った仕組みを何というでしょう?

い)鶯張り

ろ)蟋蟀張り

は)鶉張り

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【回答】い)鶯張り
【解説】

人が床の板の上を歩く際に、きしみ音が鳴る仕組みを鶯張りといい、加賀前田家の奥方御殿・成巽閣にも見られます。京都、知恩院や二条城のものが有名ですが、鶯の鳴き声に似た音が出て、静かに歩こうとするほど音が出るので「忍び返し」ともいわれています。

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