「江戸のススメ」検定問題

2012年11月12日 放送更新版

問一

縁起の良い鳴き声だということで、江戸時代よく飼育された鳥はどれでしょう?

い)コマドリ

ろ)メジロ

は)ウズラ

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【回答】は)ウズラ
【解説】

江戸時代には、鳥の鳴き声の美しさを競う「鳴き合わせ」が盛んに行われました。ウズラは、その鳴き声が「ご吉兆」などと聞こえることから縁起が良いとされ、人気を博しました。江戸には小鳥を専門に扱う店まであり、ウグイス、メジロやコマドリなどの和鳥のほか、オウム、インコ、カナリアや文鳥など、輸入・養殖された鳥も売られていました。

問二

「御犬毛付帳」とは何でしょう?

い)犬種の百科事典

ろ)犬の戸籍帳

は)旅籠の犬用宿泊台帳

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【回答】ろ)犬の戸籍帳
【解説】

「生類憐れみの令」によって、犬の飼い主には飼い犬の登録が義務付けられ、毛色,性別,年齢などの特徴が記載されました。中には、飼い犬だけでなく、時々立ち寄る犬についてまで記録したものもありました。

問三

中御門天皇に拝謁するため、象に与えられたものは何でしょう?

い)

ろ)

は)官位

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【回答】は)官位
【解説】

中御門天皇は、京都の御所で象を見物しました。拝謁するには官位が必要とのことで「広南従四位白象(こうなんじゅしいはくぞう)」の位が与えられました。その後、象は江戸へ到着し将軍吉宗が見物し、浜御殿で飼育されました。

問四

中野にあった「生類憐れみの令」による野犬のための小屋を何と呼んだでしょう?

い)養生所

ろ)御囲

は)御殿

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【回答】ろ)御囲
【解説】

綱吉の時代、今の中野駅辺りを中心に大規模な犬の収容施設がつくられました。その広さ東京ドーム約21個分。江戸中から120万頭もの野犬が集められました。その中には、犬小屋、日除け用の建物、子犬の養育所、餌を作る釜屋などがありました。

問五

「生類憐れみの令」で禁止されていないものはどれでしょう?

い)喧嘩している犬に水をかけること

ろ)牛馬の尾先を焼くこと

は)幕府御台所での魚介類使用

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【回答】い)喧嘩している犬に水をかけること
【解説】

「生類憐れみの令」とは、1つの法令を指すものでなく、延宝8年(1680)、35歳で5代将軍となった綱吉が、亡くなるまでのおよそ25年間に出した、生類にまつわる法令の総称です。犬を傷つけないため、喧嘩している犬に水をかけることは推奨されました。

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