「江戸のススメ」検定問題

2012年8月20日 放送更新版

問一

箱根関所は、箱根のどこにあったでしょう?

い)箱根峠

ろ)芦ノ湖湖畔

は)箱根湯本

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【回答】ろ)芦ノ湖湖畔
【解説】

箱根関所は、元和5年(1619年)頃、芦ノ湖湖畔に設置(移設)されました。旅人は芦ノ湖を舟で渡ることを禁止されていて、昼夜交代で2人1組の足軽が、箱根関所の山側にある遠見番所から監視していました。箱根関所は、当時と同じ場所に復元されています。

問二

東海道丸子宿「丁子屋」(静岡県駿河区)の名物は何でしょう?

い)甘酒

ろ)とろろ汁

は)桜エビ丼

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【回答】ろ)とろろ汁
【解説】

慶長元年(1596年)創業・「丁子屋(ちょうじや)」のとろろ汁は、現在も健在です。粘りの強い特産の自然莇をみそ汁で溶き、青のりとともに麦飯にかけて食します。広重も『東海道五拾三次 鞠子・名物茶屋』として描いています。

問三

関所破りは、どんな刑に処せられたでしょう?

い)

ろ)遠島

は)墨刑(腕に二輪の入墨をいれる)

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【回答】い)磔
【解説】

関所破りは特に重い罪で、「親殺し」「主殺し」と同じ「磔」という極刑に処されました。しかし、箱根では、実際に関所破りで死罪になった例は数件しかありません。関所破りを見つけても、道に迷ったことにして追い返すことが多かったようです。これを「藪入り」といいました。

問四

箱根山に関所はいくつあるでしょう?

い)1つ

ろ)3つ

は)6つ

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【回答】は)6つ
【解説】

箱根の関所は一つだけだと思われがちですが、箱根山には、箱根関所を中心に複数の関所がありました。箱根関所と、根府川関所(小田原市)・仙石原関所(箱根町)・矢倉沢関所(南足柄市)・川村関所・谷ヶ関所(共に山北町)の合計6つの関所がありました。

問五

箱根関所で、「出女」は誰によって取り調べられたでしょう?

い)人見女

ろ)横目付

は)定番人

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【回答】い)人見女
【解説】

江戸から上方へ向かう「出女」は、「人見女」と言われる役人により、厳しく取り調べられました。たいていはお婆さんで、「改め婆」などと呼ばれて、女性の旅人から恐れられていました。「改め婆」は、出女の髪を解き、「女通行手形」に記載されている髪形や特徴を調べました。「出女」の取り調べは、庶民の女性にも行われ、女性の旅自体を制限していました。

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