「江戸のススメ」検定問題

2012年8月13日 放送更新版

問一

次のうち、五街道に含まれる街道はどれでしょう?

い)青梅街道

ろ)日光街道

は)水戸街道

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【回答】ろ)日光街道
【解説】

日光街道(日光道中)は、家康を祀る日光東照宮への参詣の道として栄えました。東海道、中山道、奥州街道(奥州道中)という3つの大動脈に、日光街道と甲州街道(甲州道中)を加えたものを五街道と呼びました。

問二

東海道で、江戸市中から行く最初の渡しはどの川にあったでしょう?

い)多摩川

ろ)酒匂川

は)大井川

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【回答】い)多摩川
【解説】

江戸市中から行く東海道最初の渡しは多摩川にあり、「六郷の渡し」と呼ばれました。江戸初期には橋が架っていましたが、度重なる洪水で橋が流され、中期以降は渡船によって渡されました。今でも多摩川下流部は六郷川とも呼ばれており、六郷という名がついた橋が複数あります。

問三

『東海道中膝栗毛』の作者は誰でしょう?

い)滝沢馬琴

ろ)山東京伝

は)十返舎一九

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【回答】は)十返舎一九
【解説】

『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』は、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)作の滑稽本です。一九は、大阪で浄瑠璃作家となり、その後江戸に出て版元・蔦屋重三郎のもとで黄表紙、洒落本、読本などを著しましたが、『東海道中膝栗毛』のシリーズは、最初の大ヒット作品です。

問四

『東海道中膝栗毛』の膝栗毛とはどのような意味でしょう?

い)捲り上げた裾

ろ)二人道中

は)徒歩旅行

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【回答】は)徒歩旅行
【解説】

「栗毛」とは栗色の馬のことで、「膝栗毛」とは、自分の膝を使って歩く徒歩旅行を意味しました。江戸神田八丁堀(実在しない地名)に住む栃面屋弥次郎兵衛と旅役者の喜多八が、お伊勢参りから、京都大阪へとめぐる旅です。

問五

歌川広重の保永堂版『東海道五十三次』では、いくつの地点が描かれているでしょう?

い)51

ろ)53

は)55

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【回答】は)55
【解説】

歌川広重の『東海道五十三次』では、東海道の53の宿場に、出発点の「日本橋」と終点の「京都三条大橋」を加えた全55地点が描かれています。「東海道五十三次」をモチーフとした浮世絵は数多くあります。絵師としては広重が最も有名ですが、広重の作品だけでも、約40シリーズの作品が描かれています。

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