今週の謎

#99 2014年2月24日放送

今週のテーマ:「喜多川歌麿」

世界中の人々を魅了する、江戸時代に花開いた日本の芸術「浮世絵」。そのジャンルは多岐に渡り、数々の作品が描かれましたが、中でも美しい女性を描いた「美人画」が人気を博しました。この美人画を生涯描き続けた絵師が「喜多川歌麿」です。歌麿が描いた美しく艶やかな女性達…歌麿は様々な美人画の革命を起こします!反骨の絵師と呼ばれた歌麿が幕府の目を掻い潜るために駆使した知恵と技とは!?今回は「喜多川歌麿」の謎を解き明かします!

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

寛政4年に刊行した美人大首絵の代表作「婦人相学十躰」(ポッペンを吹く娘でお馴染み)により歌麿は、瞬く間に流行絵師として登りつめました。そんな人気に触発された鳥居清長は「十体画風俗」という美人画のシリーズを刊行します。鳥居清長といえば、均整のとれた8頭身の女性を描いた美人画で、一世を風靡した浮世絵師です。清長は歌麿の「大首絵」を意識し、一枚に女性を一人ずつ登場させ、それぞれの姿態を「全身像」で描き分けようとしました。しかし清長の「十体画風俗」は全く売れず、10枚を予定していたシリーズも5枚で打ち切りました。この勝負に負けたことで清長は歌麿人気に自らの限界を悟り引退を表明したと言われています。当時、浮世絵版画一枚の値段は「かけそば」一杯程度の値段で誰もが買えるものでした。買い手である庶民の好みは日々変わり、昨日喝采を浴びた浮世絵が明日にはもう忘れられてしまう、そんな浮世の転変を感じさせる、流行浮世絵師の交代劇でした…。

江戸あらかると

霊照山専光寺

霊照山専光寺

世田谷区千歳烏山にある寺町通りを通り抜ける少し手前に「歌麿寺」として親しまれる、霊照山専光寺があります。歌麿寺と呼ばれるとおり敷地の中央には喜多川歌麿の墓が安置されています。歌麿は文化3年9月20日に死去、浅草新堀端専光寺墓地に葬られましたが、区画整理のため昭和3年の4月に現在の場所への寺の移転と共に墓も移動されました。同じ敷地の中には江戸時代後期に活躍した製紙家、中川儀右衛門の墓もあります。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌