今週の謎

#89 2013年12月16日放送

今週のテーマ:「伊能忠敬」

現在の私達の周りにはカーナビや天気予報図など様々な「地図」が溢れています。そんな地図の原点となったのが忠敬が54歳から17年もの歳月をかけ完成した「大日本沿海輿地全図」です。忠敬が壮大な地図作りに挑んだ隠された真の目的とは!?さらに忠敬から学ぶ豊かな隠居後の生き方とは!?今回は伊能忠敬に迫ります。

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江戸のうんちく学

伊能忠敬が作成した日本で初めての実測による地図「大日本沿海輿地全図」は、諸外国も驚く程の正確さをもったものでした。その測量方法は決して新しいものではありませんでしたが、測量道具には様々な創意工夫をこらし、効率的な作業を行っていました。例えば、「わんからしん」は、ジンバル式の方位磁石で、どんなに凸凹な場所でも平行が保てる工夫がなされていました。「間縄」は麻でできた距離を測る為の縄で、現在でいうメジャーのようなもの。柿渋をつけて縄が伸縮するのを防いでいました。更に、便利だったのが「万歩計」です。歩く振動を動力に歯車回転、歩数を測る仕組みになっていました。万歩計は、歩測する時に役立ちます。歩測とは自らの歩幅で距離を測るという極めて原始的な測量法です。忠敬は本格的な測量を前に、同じ歩幅、テンポで歩く訓練をしたといいます。その中で最も安定していたのが、歩幅69センチ。第一次測量の際一日に歩いた距離は40kmでしたから、一日におよそ5万8000歩歩いた計算になります。

江戸あらかると

伊能忠敬記念館

伊能忠敬記念館

千葉県香取市にある伊能忠敬記念館。伊能忠敬が作成した地図はもちろん、観測日記、天体観測記録、忠敬直筆の書状、測量に用いた道具など国宝に指定された2345点もの資料が収蔵されています。中でも印象深いのが、伊能忠敬の肖像画です。描いたのは、絵師の青木勝次郎。青木は第五次測量で破門になった隊員の代りに第六次測量に参加し、沿道風景の描写を担当しました。描かれた忠敬の姿は威厳がありながらも顔や手にはシワが浮かび、年齢と測量の苦労を感じさせます。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌