今週の謎

#87 2013年12月2日放送

今週のテーマ:「15代将軍 徳川慶喜」

江戸幕府に自ら幕を下ろした、徳川慶喜。敵から称賛されるも、「強情公」に「二心様」といった辛辣なあだ名をつけられていました。そこから見えてくる真の姿と生き様に迫ります。

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江戸のうんちく学

江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜は、毀誉褒貶の激しい人物です。頭脳明晰でたぐいまれな政治手腕をもっていたのですが、評価を落としている最大の原因は、鳥羽伏見の戦いの直後に、部下たちを置き去りにして大坂城から脱出してしまったことでしょう。慶喜は大坂城の将兵たちに、自身が出陣する旨を表明して戦の準備を命じます。ところが舌の根の乾かぬうちに、慶喜はわずかのお供だけを連れて大坂城から逃れます。無計画な脱出のため、大坂湾に幕府の船は待っていません。たまたま停泊中のアメリカ船に収容され、夜明けになってようやく榎本艦隊の「開陽丸」に移乗。しかもこの時榎本武揚は、善後策を練るため大坂城に出かけていました。慶喜は榎本の帰りを待たずに出港させ、江戸に逃げ帰りました。置き去りにされた者にとって慶喜の行動は、まさに「天魔の所為」でした。どれだけ優れた人物であっても、生死がかかる土壇場で人はどうなってしまうのか、まざまざと見せつけてくれたのが慶喜だったのかもしれません。

江戸あらかると

徳川慶喜

徳川慶喜

徳川慶喜は、徳川歴代将軍の中で最も長命を保ち、大正2年(1913)11月22日に77歳で亡くなりました。水戸徳川家の伝統にのっとった神式の葬儀が行われ、6000人以上もの人が参列したといいます。墓は、将軍の菩提寺ではなく谷中霊園にあり、神式で葬られたため円墳状の形をしています。慶喜の墓の隣には、正室・美賀子の墓、後ろには2人の側室の墓があります。後半生を家族に囲まれて穏やかにすごした様子そのままに、眠りについています。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌