今週の謎

#83 2013年11月4日放送

今週のテーマ:「徳川家康の黒幕」

江戸幕府初代将軍・徳川家康。その天下取りを支え、幕府安泰へと導いた黒幕5人衆がいました。3代に渡り将軍の信頼を勝ち取った僧・天海。家康の側近中の側近・本多正信。武士と商人、二つの顔を持つ男 茶屋四郎次郎清延。青い目の侍、「三浦按針」ことウィリアム・アダムス。将軍を命懸けで守った側室・お奈津。それぞれの分野に長け、家康のブレーンとなった5人に課せられた役目とは?今回は徳川家康の黒幕に秘められた謎を解き明かします!

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江戸のうんちく学

徳川家康の天下取りは、三河以来の家臣団である「三河衆」を始め多くの人々によって支えられていました。特に将軍職を秀忠に譲り「大御所」として駿府城で暮らした晩年には、多くの専門家集団を側に置き政務を行ったといわれています。とりわけ、宗教・経済・外交といった分野では、家康の政策実現を陰で支える人材を必要としていました。それが天海、茶屋四郎次郎ら黒幕5人衆です。例えば、江戸の怪僧ともよばれ108歳まで生きたといわれる天海は家康の宗教政策のブレーンでした。特に関東の天台宗寺院の統制に努め、見事現実のものとしました。家康の死後には、家康の神号を巡る「神号問題」や「日光東照宮への改葬」など家康の神格化に多大な貢献を果たし、その後、3代将軍家光の代まで影響力を持つ存在となるのです。さらに、経済面での黒幕ともいえるのが京都の豪商・茶屋四郎次郎です。徳川家に出入りする呉服商だった初代清延は、幼少期から家康と信頼関係を築き、武士として53回も戦に参陣。有名な「神君伊賀越え」の際、難局打開の策を講じ家康を救ったことから、呉服師として重用され、糸割符制度の導入や朱印船貿易などの経済面で家康を支えました。他にも、側近 本多正信の巧みな「謀略」や、外交顧問 三浦按針の持つ異国の知識や技術などにも支えられ、家康は江戸幕府創業期の難局を次々と乗り越えていくのです。

江戸あらかると

濤江山浄土寺

濤江山浄土寺

神奈川県横須賀市西逸見町にある浄土寺。親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派の寺院で、徳川家康の外交顧問として活躍した「三浦按針」こと、ウィリアム・アダムスの菩提寺でもあります。慶長5年(1600年)に豊後・臼杵に漂着した按針は、外交交渉や西洋式帆船の建造の功績として旗本にとりたてられ、相模国逸見の地に250石の領地を与えられました。その際、按針はこの浄土寺を自らの菩提寺とし領民にワインやパンの作り方を教えたといわれています。浄土寺には按針が常に持ち歩いていたといわれる観音菩薩立像をはじめ按針縁の品が所蔵されています。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌