今週の謎

#81 2013年10月21日放送

今週のテーマ:「江戸の値段」

2014年4月、消費税の増税で物価の動向が気になる現代ですが、江戸時代の物価はどうだったのでしょうか?卵1個の値段から庶民たちの生活費、また失業率0%と言われる江戸の町で生まれたアイデア商売とは?今回は江戸の値段に秘められた謎に迫ります!

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

江戸時代に始まった貨幣経済に消費社会。そんな江戸時代の庶民の生活費とは一体いくらだったのでしょうか。江戸庶民の生活を記した「文政年間漫録」には長屋住まいの野菜の棒手振りの稼ぎと日常が記載させています。棒手振たちは早朝、600~700文の仕入れ金を携え、大根などの野菜を仕入れると1日中野菜を売り歩きます。そして夕方に家に帰り、売上の勘定。当時の野菜の棒手振の1日の利益は仕入れ費を差し引いて450文(約6,750円)くらいだったと記されています。稼ぎの1部は店賃にあてるため貯金。一般的な長屋の店賃は月に銀5匁(約8,000円)程度だったため、雨の日など働けない日を考えると、日割りの店賃はおよそ30文程度だったといいます。勘定が終わった頃、妻が米の代金をねだってきたため200文(約3,000円)の支出。当時200文で買えた米は3升程で、夫婦と子ども2人の4人家族だと約3日分の量でした。他にも味噌や醤油代で50文(約750円)、更に子どもにおやつ代を渡すと残る稼ぎは3分の1程度。残りは酒代に使ってしまうか、何かあった時のために貯めておくかの、いじましい毎日だったのです。

江戸あらかると

江戸時代の卵の値段

江戸時代の卵の値段

スーパーやコンビニでも売られ、手軽な価格で手に入る卵。今では当たり前のように食卓に並ぶ食材ですが、江戸時代ではなんと1個300円程の値がついていました。当時の鶏は、品種改良された今の鶏とは違い、5~6日に1個しか卵を産まず、手に入りにくかったため高値が付けられていたのです。しかし、当時から滋養強壮に良いとされていた卵は病人へのお見舞いやプレゼント用として買い求められ、江戸時代には卵の特性を生かしたレシピが数多く残されています。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌