今週の謎

#80 2013年10月14日放送

今週のテーマ:「宣伝と広告」

現代でも日常生活の中で多く見かける事がある広告や看板。そのルーツは江戸の町にありました。町を彩った看板には江戸商人の知恵と工夫が詰まっていました。今回は洒落好きな江戸庶民から愛されたユーモア溢れる様々な看板や現代に残る江戸当時から親しまれた看板の紹介、さらには広告の仕掛け人が編みだした驚きの宣伝戦略に迫ります。

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江戸のうんちく学

今、街の至る所で目にする、様々な看板や動画広告は江戸に原点がありました。江戸時代中期以降、急速に経済が発達して行くと、商人達はいかに多くの客を自分の店に引き込むか、看板に様々な工夫を凝らしたのです。例えば、看板の掲げ方。通行人の目に留まり易くするため、通りに平行ではなく、突き出すように掲げ、道が狭く路面に看板が出せない店では屋根の上に看板を置くこともありました。これは省スペース看板の先駆けです。また店の壁に立て掛けたり、道端に置いたりと天候などに応じて出し入れ可能な手軽な看板も数多く作られました。ちなみに今も居酒屋などで閉店の際使われる「お客さん看板ですよ」という言葉は、看板をしまうところからきています。職業ごとに様々な看板が作られましたが、中でも特に江戸っ子に人気があったのが「判じ物看板」です。その人気の秘密は洒落と粋。例えば鬼の看板は、薬屋のもの。この薬があれば"鬼に金棒"という意味があったそうです。また木馬の人形を掲げた店もありました。これは"馬"と"うまい"をかけたもので、餅屋や饅頭屋で使われました。多くの人々に店や商品を覚えてもらうため、知恵を絞るのは江戸時代も今も変らないのです。

江戸あらかると

酒林

酒林

江戸時代から変らず、今も使われている「判じ物看板」があります。杉を束ね丸く刈り込んだ「酒林」です。これはその年の新しい酒の完成を知らせるもので、造り酒屋や酒蔵の軒先に下げます。時間が経つに連れて、杉の葉が緑から茶に変ると、酒が熟成し美味しくなった合図で、江戸の人々はこれを目安に酒を買いました。別名「杉玉」とも呼ばれる酒林。なぜ杉が使われているのでしょうか?一説によると、お酒の神様を祀った奈良県の大神神社の御神木が杉の木であるからと言われています。今では、酒屋はもちろん縁起物として、料亭などでも飾られたりしています。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌