今週の謎

#75 2013年9月9日放送

今週のテーマ:「庶民の遊び」

江戸時代は庶民の遊び文化が花開いた時代でもありました。子供達は「おはじき」「双六」「泥面子」といった遊びを通じて様々なことを学ぶことができました。大人も子供も熱狂した「凧揚げ」。幕府による禁令をかいくぐるための意外なアイデアとは?さらには、江戸のゲームセンター「矢場」のヤバすぎる客寄せサービスの実態など庶民の遊びに秘められた謎を解き明かします。

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

江戸時代の人々は現代人以上に旺盛な遊び心をもっていました。特に酒の席では、唄や踊りだけでなく素朴ながらも実に多様なお座敷遊びが考え出されました。そうした遊びのひとつが「物真似」。身近な動物や歌舞伎役者の身振りや声色をまねる遊びで、扇子や笠など身近な小道具を使いその見立てや機知を競い合いました。さらに、そうした物真似の流行に便乗し様々な指南書も出版されました。山東京伝作の滑稽本「腹筋逢夢石(はらすじおうむせき)」は物真似に興じる人々を絵入りで紹介しており、これを見た人々が物真似のレパートリーを広げるのにも役立ちました。こうしたブームの影響もあり玄人顔負けの物真似をする者も現れました。吉原の太鼓持ち「二朱判」吉兵衛は、歌舞伎役者の初代中村伝九郎の物真似であまりにも評判が良かったため伝九郎の死後、役者に転身、本職の歌舞伎客役者になってしまいました。今で言うものまねタレントのルーツは江戸にあったのかもしれません。

江戸あらかると

庶民の遊びに秘められた謎

庶民の遊びに秘められた謎

江戸時代の遊びとして有名なものに「拳遊び」があります。「拳遊び」とは指や腕をつかった型で勝敗を決める遊びのことで、じゃんけんのルーツともいわれています。そうした「拳遊び」の中で幕末の弘化・嘉永年間に流行したのが「東八拳」です。「東八拳」は「狐拳」などとも呼ばれ「鉄砲」「狐」「庄屋」の三つの型がそれぞれ強い型と弱い型をもつ「三すくみ」という関係になっています。実際の試合では、じゃんけんのように1回勝負ではなく、3拳連続で勝って1勝となります。高速で繰り出す拳の様子はまさに格闘技。相手の癖を見抜く能力と裏を取るための高度な技術が必要とされる本格的な競技でもあるのです。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌