今週の謎

#72 2013年8月19日放送

今週のテーマ:「江戸の戯作者」

世界中にファンを持つ日本の文化、アニメやコミック。実は、ルーツは江戸にありました。黄表紙や滑稽本といった「戯作」です。江戸戯作界のスター、山東京伝が生み出した大人気のキャラクターとは?「東海道中膝栗毛」が大ヒット、十返舎一九はなぜ成功できたのか?恋愛小説の原点も江戸にあり!女性読者を魅了した為永春水の驚きのテクニックとは?今回は江戸の戯作者に秘められた謎を解き明かします!

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

現在よく耳にする「悪玉コレステロール」、「善玉菌」といった言葉ですが、その語源となったキャラクターが江戸時代にいました。幕末に活躍した戯作者、山東京伝によって生み出された「悪玉・善玉」です。身長は10センチ程度。上半身は裸で、丸い頭には、「善」、「悪」の文字が描かれています。その容姿はまるで、ゲゲゲ鬼太郎に出てくる目玉の親父。このキャラクターは、人間の心の中にある、善なる心と悪なる心を擬人化したもので、「心学早染艸」(しんがくはやぞめぐさ)という山東京伝が書いた黄表紙に登場しました。主人公の体内に善玉が入りこむと善人になり、悪玉が入ると悪人になるという、斬新な物語がうけて、庶民の間で大評判に。中でも、奇妙な踊りで主人公を悪行に誘う「悪玉」は大人気のキャラクターとなりました。悪玉提灯という、「悪」と書かれた提灯は、キャラクターグッズとして大流行。更に、悪玉の踊りは、文化8年(1811年)3代目坂東三津五郎によって歌舞伎にも取り入れられました。

江戸あらかると

山東京伝 机塚

山東京伝 机塚

浅草寺境内駐車場にひっそりと建つ机塚。ここに祀られているのは山東京伝が愛用した文机です。山東京伝は9歳の時、寺子屋に入門する際に父から買ってもらった机を生涯大切に使い続けました。机塚は、山東京伝が亡くなった文化13年(1816年)の翌年に、兄京伝を偲んで、弟の京山によって造立されました。碑の裏面には戯作者の先輩、太田南畝による京伝の略伝が刻まれています。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌