今週の謎

#68 2013年7月22日放送

今週のテーマ:「江戸の粋」

現代でも幅広く使われる「粋」という言葉が生まれたのは、江戸時代の後期の深川です。もともとはここに住む大工等の職人たちから生まれた美意識を指すものでした。 歌舞伎のヒーロー「助六」、さらに、人口の多かった江戸の町で互いの暮らしを円滑にするため生みだされた「江戸しぐさ」などから、江戸の庶民に広く浸透した「粋」の真髄を解き明かします。

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

幕府開府後、日本の中心となった江戸の町は全国から様々な人が集まり、人口百万人を超える大都市へと発展しました。江戸へ集まった文化や風習の異なる人々が、暮らしの中で、人付き合いを円滑にするための智恵「江戸しぐさ」を生みだしました。例えば、狭い路地ですれ違う際には、相手側の肩を引いてお互いに通行の邪魔にならないように道を譲りあう「肩引き」や雨の日にすれ違う際、傘を相手の反対側に倒し傘同士がぶつかって壊れないようにする「傘かしげ」などがあります。傘かしげには傘から落ちる雨のしずくが相手の肩にかからないように配慮したともされています。このような江戸しぐさの達人とされているのが、鈴木春信の浮世絵でおなじみの「笠森お仙」です。別嬪で愛嬌のある人柄とお客様への心遣いがお店を繁盛させていたとも。これまでは口伝えでしか残されていなかった江戸しぐさですが、現代では江戸の良さを見なおす会の講師であった芝三光氏によって集められ、普及が進んでいます。

江戸あらかると

谷保天満宮

谷保天満宮

東京都国立市にある「谷保天満宮」。天神様こと菅原道真を祀る事で有名な由緒ある神社です。この神社は、また、粋の反対語である「野暮天」の語源になった事からも知られます。江戸時代の狂歌師、大田南畝が「神ならば 出雲の国に行くべきに 目白で開帳 やぼのてんじん」と天満宮の名に、野暮と言う言葉をかけた狂歌を詠みました。この狂歌が広まり、極めて野暮な人を指す「野暮天」という言葉が生まれたのです。現在では、梅の花やあじさいがきれいに咲く学問の神様として多くの人に愛されています。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌