今週の謎

#61 2013年6月3日放送

今週のテーマ:
「徳川十五代将軍の妻」

江戸幕府の初代将軍家康から続く15人の将軍。その治世を、陰から支えたのが「正室」と呼ばれる将軍の妻たちです。大奥の頂点に立つ存在でもあり、贅の限りを尽くした生活を送っていました。きらびやかな日々の中に蠢く業と欲。世継ぎを巡る正室と側室との確執。妻たちが見せた正室の誇りとは!?今回は徳川十五代将軍の妻の謎に迫ります。

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

篤姫と西郷隆盛は、当初、まったく無縁ともいえる関係でした。ところが、西郷にとって、安政元年、中小姓の役に移されたのに続き、江戸参勤の藩主島津斉彬の行列に加えられたことが、人生の一大転機となりました。篤姫の入輿は、ペリーの浦賀来航や江戸大地震などにより延び延びになりましたが、ようやく入輿する際、西郷は、斉彬から宰領に命ぜられました。そして、「金に糸目を付けるな」との斉彬の言葉を受け、薩摩77万石太守の姫君にふさわしい花嫁道具を購入するなど、完璧に任務を果たしました。篤姫の行列は、先頭がすでに江戸城へ着いたのに後尾の者はまだ発進しておらず、諸道具を運ぶだけで2カ月もかかったと言われています。のちに徳川家を最後まで守ろうとした篤姫の輿入れを取り仕切った西郷。後年、江戸城攻撃を図った西郷の役割を考えると、人生の皮肉が感じられます。

江戸あらかると

嫁と姑のプライド

嫁と姑のプライド

篤姫は、夫である家定が亡くなると天璋院と号し、将軍を継いだ若い家茂を支えました。その家茂の正室として迎えられたのが、歴代の正室の中で最も地位の高い、皇女和宮でした。文久元年、和宮と家茂の婚礼が行われ、2人はすぐに打ち解けたと言います。しかし、そこには嫁姑問題という大きな問題がありました。地方武家出身の娘・天璋院と天皇の妹である和宮は、大奥史上、最も格差ある嫁姑として対立していきます。しかし、家茂の死後、徳川慶喜により江戸幕府の幕が引かれ、鳥羽伏見の戦いで大敗した徳川家は、朝敵の汚名を着させらます。徳川家最大の危機を迎え、対立していた2人は手を取り合うのです。2人を動かしたのは、ともに将軍の正室として、徳川家を守り抜くという、プライドでした。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌