今週の謎

#51 2013年3月25日放送

今週のテーマ:「歌舞伎」

庶民たちが熱狂する江戸時代最強の娯楽「歌舞伎」。あまりの人気にキャラクターグッズや流行ファッションが生まれました。人々は何故それほどまでに歌舞伎に魅せられたのか?今に続く奥深きその伝統芸能の秘密とは?今回は江戸の「歌舞伎」に秘められた謎解きです!

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江戸のうんちく学

香川県琴平町にある「旧金毘羅大芝居・金丸座」は現存する日本最古の芝居小屋です。 ここには、江戸時代の升席や桟敷の客席、舞台装置が残されており当時の歌舞伎の情緒を漂わせています。その中でも注目すべきは、歌舞伎が世界で始めて取り入れたという「回り舞台」。 舞台を半分に仕切り、前面と背面それぞれに別の場面を作ります。これを「奈落」という舞台下のスペースで、 人力で180度回転させて場面を変えるのです。照明の乏しかった江戸時代、暗い芝居小屋の中でも迅速に場面を変えるために考えだされた舞台装置でした。また天井には「ブドウ棚」という竹組みが張り巡らされています。これは装置を吊ったり、紙吹雪を散らしたりするためのものです。さらに人気役者の登場・退場に使われる 「花道」にはセリが設けられています。花道のセリはとくに「スッポン」といい、原則として妖怪変化や幽霊、妖術使いなど、超自然的な存在の出入りに限り使用します。 これも役者が登場する際には回り舞台同様、人力によって動かしました。江戸時代から続く歌舞伎にはこのように工夫された舞台装置が多数あるのです。

江戸あらかると

歌舞伎の展覧会

歌舞伎の展覧会

現在、六本木の東京ミッドタウンにある「サントリー美術館」では歌舞伎の歴史を詳しく知る事ができる展覧会〈歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 —江戸の芝居小屋—〉が行われています。(2013年3月31日まで)近世における芝居小屋から、現在へとつながる歌舞伎の劇場空間が成立するまでの歴史が絵画作品を中心に紹介されています。また役者のブロマイドであった役者絵や、役者の愛用品、役者を支えた「贔屓」の観客の様子、歌舞伎の舞台から影響を受け江戸の市井で流行したファッションなどもよくわかります。興味の有る方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌