今週の謎

#49 2013年3月11日放送

今週のテーマ:「震災からの復興」

2011年3月11日東日本大震災とその津波は東北地方に甚大な被害をもたらしました。こうした大地震は、江戸時代にも度々発生していました。突然の地震に襲われた時、江戸の人々はどのように行動したのでしょう。江戸の人々の地震との闘いを通じて、2年前に私たちが体験した未曾有の災害を今一度見つめ直します。

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江戸のうんちく学

地震活動期に入っていた江戸時代は、全国各地で地震が多発しました。一度災害が起こると、まだ防災技術も低かった江戸の町には悲劇的な被害をもたらされました。100万人都市と呼ばれた江戸の町では、町人の人口がその半数を占め、その大半は長屋で暮らしていました。ひとつの長屋に住む住民たちは身内同然で、大家は住民の仕事や日々の生活の世話までしていたといいます。しかし、簡易に作られた長屋は、災害が起こると家屋の倒壊など、甚大な被害を受けました。そんな時、住人たちは声を掛け合いながら一緒に逃げ進み、避難の時には必ず持ち出していたという襖を組み合わせて仮住まいを作り、励ましあいながら野宿をしたといいます。そしてすぐ、長屋の住民たちは、助け合いながら町を復興していきました。 現在、津波の被害を受けた宮城県名取市の閖上地区には、まさしく現代版長屋・仮設住宅の名取市箱塚桜塚団地が作られています。人と触れ合い、繋がることで育まれていく強い絆。そこには江戸時代の人々に根付いた助け合いの精神が受け継がれていました。

江戸あらかると

上野大仏

上野大仏

上野公園にある上野大仏。1631年に建立されたこの大仏は度々江戸時代に起こった地震や火災の被害で何度も頭が落ちましたが、その度に修復されてきました。現在は顔だけの姿になった上野大仏は、江戸時代の災害被害の痕跡でもあり、江戸の人々が力強く生きた復興の象徴でもあります。今では「これ以上(頭が)落ちない大仏」とされ、受験生や就職活動中の若者などが訪れ賑わいを見せています。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌