今週の謎

#141 2014年12月22日放送

今週のテーマ:
「庶民の警察~年末大捜査網」

好評の「江戸の捕物シリーズ」、今回は、銭形平次で知られる岡っ引きにスポットを当てます。岡っ引きたちは、捜査の最前線で、どのような活躍をしたのか?江戸で実際に起きたいくつかの事件を例に挙げ、岡っ引きの真実を解き明かしていきます!

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

江戸の犯罪捜査は町奉行を頂点に管理職の与力のもと、同心の一部が担当しました。岡っ引きはその同心が個人的に雇った捜査員で、主な任務は捕縛ではなく、聞き込みや尾行などの情報収集でした。岡っ引きが情報収集を任務としたのにはわけがあります。日本では古くから、犯罪者の捕縛に一番有効な方法として密告者を活用してきました。犯罪行為が行われた際には「犯人を密告した者には褒美を与える」と張り紙を出し、さらに「仲間であった者については罪を許す」としました。元禄の頃になると、こんな捜査手法がとられるようになります。同心と一緒に町を歩いている編み笠を被った男。編み笠の男には腰縄がつけられ、その先を同心が握っています。実は、この男の正体は囚人で、犯罪者を見つけると同心にこっそり告げ口して、捜査を手助けするのです。これにより犯罪者が捕縛されると囚人の手柄となり、実績を重ねると釈放される仕組みになっていました。岡っ引きはこうした同類を知る元犯罪者が多かったため、情報収集に長けていたのです。

江戸あらかると

二足のわらじを履く

二足のわらじを履く

同心から個人的に雇われていた岡っ引きたちには、町奉行所から給金が出ることはありませんでした。捜査に協力して得られるのは同心から手渡される小遣い程度のお金だけ…。それでは生活がままならないので、女房に小料理屋などをやらせて収入を得る者が多くいました。中には犯罪行為にあたる賭博で収益を上げる者もいたようで、一説にはこのように犯罪捜査に協力しながら賭場の胴元を務める者のことを“二足のわらじを履く”といったといわれています。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌