今週の謎

#134 2014年11月3日放送

今週のテーマ:「遠山金四郎の真実~桜吹雪の遊び人は超エリート?」

時代劇でお馴染みの「遠山の金さん」こと遠山景元。右腕には桜吹雪の彫り物。悪党どもを懲らしめる庶民の味方の名奉行。しかし、その実像は、天保の改革を推し進めたエリート官僚でした。幕府側に立ち厳しい改革を遂行した「金さん」は何故ヒーローになったのか?現代のサラリーマンにも通じる処世術と苦悩、これまであまり語られることのなかった歴史の真相に迫ります。

「今週のふれーず」
ダイジェスト動画

過去の放送一覧をみる

江戸のうんちく学

「遠山の金さん」といえば「桜吹雪」の刺青を見せつけ、悪党共を懲らしめる庶民のヒーローを想い浮かべます。しかし、実際の金さんどうだったのかというと、決して庶民の味方ばかりをしていたわけでありません。金さんが北町奉行を務めた時期は、老中水野忠邦による天保の改革の真っ最中、町奉行として金さんは老中が定めた方針を町方に周知・徹底させる役割を担います。特に北町奉行は庶民の生活に関する案件が多かったため華美な衣服や高価な菓子をはじめ娯楽や出版などの分野で抑圧的なお触れを次々と出していきました。もちろん度を過ぎた改革には批判的で、寄席や芝居小屋の規制には異を唱えていたことが知られています。こうした改革の矢面に立っていたにも関わらず庶民からは親しまれ、天保の改革後も南町奉行を務めることとなった金さんですが、政権が変わっても地位を失わない処世術には学ぶべきことが多いのではないでしょうか?

江戸あらかると

徳栄山総持院本妙寺

徳栄山総持院本妙寺

東京・巣鴨にある法華宗徳栄山本妙寺には、「遠山の金さん」のモデルとなった遠山景元の墓と景元が建立した「遠山氏先塋 (せんえい) 之碑」があります。もともと遠山家の墓所は下谷の本光寺にありましたが、嘉永2年 (1849)、景元の息子景纂 (かげつぐ) が本妙寺に改葬しました。遠山家の墓前に建てられた二基の石灯籠は、奉行所の部下であった与力や町年寄によって献上されました。幕臣、町人を問わず、景元が慕われていたことがわかります。

過去の放送一覧

過去の放送一覧を見る

  • 公式ブック 謎解き!江戸のススメ
  • 公式モバイルサイト スマホ・携帯サイトにも対応
  • ダウンロード無料!番組オリジナルスマホアプリ
  • 「江戸のススメ」検定
江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌