今週の謎

#132 2014年10月20日放送

今週のテーマ:「井原西鶴~好色本から世界初の経済小説まで」

元禄の文豪・井原西鶴。文壇に革命を起こした小説「好色一代男」や、世界初の経済小説と言われる「日本永代蔵」などベストセラーは如何にして生まれたのか?一人で4,000句もの俳諧を詠み続けた驚異の24時間ライブを開催するなど、笑いに生きた西鶴の生涯に迫ります。

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江戸のうんちく学

井原西鶴が活躍したのは、元禄バブル経済のまっただ中でした。西鶴はお金にまつわる人間ドラマに目を付け、「世に銭ほど面白きものはなし」と、お金に翻弄される人間の滑稽さを笑いにします。そして、西鶴は世界初の経済小説と言われる「日本永代蔵」を出版します。全30話の短編に、知恵と才覚で金持ちに成り上がった町人たちの姿を描き、金儲けのノウハウを紹介しました。そこに登場するケチで有名な京都の大商人・藤屋市兵衛、通称・藤市 (ふじいち) には、こんなエピソードがあります。野菜売りが初物の茄子を持ってきて、一つ買うと2文 (およそ40円)、二つ買うと3文 (およそ60円) だといいます。誰もが二つ買った方が得をすると思いますが、藤市は一つを2文で買います。それは、茄子が旬を迎え、たくさん出回るようになれば、残りの1文でもっと大きい茄子が買えると考えたためです。金儲けの秘訣が実在の人物を交えて描かれた「日本永代蔵」は江戸の人々の人気を集め、ベストセラーとなりました。

江戸あらかると

生國魂神社

生國魂神社

大阪市天王寺区にある生國魂 (いくたま) 神社は、井原西鶴が延宝8年 (1680年) に一日4,000句を詠んだ「矢数俳諧」を行った場所です。境内には井原西鶴の像や生涯について書かれた石碑が立っています。また、11の境内社が鎮座しており、そのうちの一つ「浄瑠璃神社」は近松門左衛門や竹本義太夫をはじめとする浄瑠璃で名を馳せた人々を祀った神社です。現在では芸能上達の神様として信仰を集めています。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌