今週の謎

#125 2014年8月25日放送

今週のテーマ:「江戸の寺社~東照宮と泉岳寺」

4月に放送して好評だった「寺社巡り」の続編です。今回は徳川家康が祀られる二つの東照宮 (久能山と日光) の謎を中心に江戸の人々が心の拠り所にし、また娯楽の場にした様々な寺社を紹介します。

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江戸のうんちく学

天下統一を果たし、江戸幕府初代将軍となった徳川家康はこんな遺言を残しました。「遺体は駿河国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河の大樹寺には位牌を納め、一周忌が過ぎてから下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ」家康は「関八州の鎮守」となり、死後も国を守ろうと考えます。家康の遺骸が埋葬された久能山東照宮の神廟は、遺言に従い、正面を西向きに造られます。それは家康の死に乗じて、西国の豊臣方の大名が不穏な動きをしないよう、久能山から睨みを効かせようとしたのだといいます。そして、一周忌が過ぎると家康の棺は日光東照宮に祀られますが、なぜ家康は最終的な埋葬地に日光を選んだのでしょうか。それは北極星と北斗七星をあがめる北辰信仰に関係していると言われます。北の空にあり動かない北極星は天を司る天帝が住むとされていました。家康も江戸から真北にある日光に自分を埋葬させることで、自分を天帝に見立てたといいます。更に、久能山と日光を結ぶ直線上に富士山があることから、久能山で神となった家康の魂が不死の山と言われる富士山を越え、永遠の神となり日光に鎮座する狙いがあったなど様々な説があるのです。

江戸あらかると

泉岳寺

泉岳寺

「それまでは ただの寺なり 泉岳寺」と詠まれるほど、泉岳寺は庶民にとっては馴染みの薄い寺でした。それが赤穂事件以降江戸の名所として大いに賑わうのです。境内には浅野内匠頭が切腹した際に血がかかったと伝えられる「血染めの梅の木と石」、「首洗い井戸」などがあります。そして墓所には浅野内匠頭、夫人瑶泉院の墓、そして浪士たちの墓が並びます。尾張藩士の江戸見物日記には「前来た時には囲いがなかったが観光客で荒らされないよう囲いを作っている」と書かれるほどの人気の場所でした。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌