今週の謎

#121 2014年7月28日放送

今週のテーマ:「江戸の情報網」

現代では通信網が発達し、簡単に世界中の情報が手に入りますが、江戸時代は報道は厳しく制限されていました。災害を伝える「瓦版」や庶民の娯楽であった人形浄瑠璃も実は重要なメディアだった?情報網に秘められた謎を解き明かします。

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江戸のうんちく学

江戸時代にも様々手段で情報を伝えていました。災害の情報をいち早く伝えていたのが「瓦版」でした。安政江戸地震が起きた際には、2日後には江戸で「瓦版」が売られており、5日後には大阪で「瓦版」になっています。人々の興味をひいて売上を増やすため、珍事件や珍しい生物も取り上げられました。中でも人気だったのが、心中事件を取り上げた瓦版で、遊女町や江戸や京都、大坂の繁華街で必ず夕方に売られていました。心中物の瓦版が大量に出回ると幕府は世間に悪影響を及ぼすとして規制をかけました。寛政5年(1793)には瓦版を勝手に作ることを禁止し、様々な瓦版の中でも特に幕府の政治に関わることを厳しく規制しました。幕府が出す情報は庶民たちに「高札」によって伝えられました。庶民一人、一人にまで伝えられ、文字が読めない者には口頭で伝えられていました。

江戸あらかると

新内

新内

江戸時代の庶民にとって人形浄瑠璃や歌舞伎なども、情報を得ることができるメディアでした。江戸時代の中期には、歌舞伎などの三味線音楽が独立してできた「新内」が誕生します。二人一組で町を流す「新内流し」があり、主に心中事件をいち早く庶民に伝えたメディアの一つでした。代表曲として「蘭蝶」や「明鳥夢泡雪」があります。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌