今週の謎

#119 2014年7月14日放送

今週のテーマ:「浮世絵師 歌川国芳」

奇想の絵師と呼ばれた歌川国芳。あらゆるジャンルの浮世絵を網羅し、独創的でユーモアにあふれた作品を次々と生み出していきました。大の猫好きで、弟子に好かれた天才絵師の素顔と仰天の日常生活に迫ります。

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江戸のうんちく学

歌川国芳と言えば、無類の猫好きとして知られています。春画を描く際には「猫よし」との別号を使っていたほど。国芳の周りには常に数匹、多い時には十数匹の猫がたむろし、子猫を懐に抱いて仕事をしていました。また死んだ猫のために戒名を書いた位牌や仏壇を用意し、過去帳まであったといいます。またこんなエピソードも残っています。ある時国芳から呼ばれた弟子の芳宗は死んだ猫のために回向院に行って供養してくるように頼まれます。しかし芳宗は「どうせ、ばれることはないだろう」と回向院には向かわず、猫の遺骸を両国橋から投げ捨てると、供養するためにもらった金を握りしめ、吉原に向かったのでした。翌日何食わぬ顔で国芳のもとに現れましたが、たちまち嘘がばれ、激怒した国芳から破門を言い渡されたといいます。後に破門は解かれましたが、国芳の愛猫家としての一面がよくあらわれたエピソードです。

江戸あらかると

向島

向島

東京都墨田区向島にある三囲神社。ここには明治6年、国芳の十三回忌にあたり弟子たちが建てた記念碑が残っています。表には国芳の生涯、裏には門人一同の名が刻まれています。国芳は結婚した40代の頃、向島に居を構えていました。毎朝近所の田んぼに出かけてはカエルをつかまえ、庭に放って鳴き声を楽しんでいたというエピソードはちょうどこの頃に生まれたものでした。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌