今週の謎

#116 2014年6月23日放送

今週のテーマ:「大奥の女たち」

将軍の夜の生活の場で、時には表の政治にも絡んだ女の園「大奥」は、五代将軍・徳川綱吉の時代に最も華やかな時を迎えました。当時の奥女中・梅津にまつわる日記を紐解き、未だ謎の多い元禄期の大奥を徹底解明!そこで生きた女たちに迫ります。

「今週のふれーず」
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江戸のうんちく学

奥女中には20程の様々な職種がありました。最高位は「上臈 (じょうろう) 御年寄」で、仕事内容は将軍や正室の話し相手をしたり、茶の湯や生け花などの遊芸に付き合うことでした。正室に随行して京からやって来た公家出身の女性が付くポストで、名誉職のようなものです。実質的な最高権力者は「御年寄」で、旗本の娘がなれる最高位でした。表の老中に匹敵し、大奥の一切を取り仕切りました。将軍や御台所の世話係「御中臈 (おちゅうろう)」も大事な役職でした。この御中臈の中から将軍が夜の相手を選ぶため、御中臈が将軍の子供を産めば側室として別格の存在になれました。そして最下位の「御末 (おすえ)」は掃除や水汲みなどの雑用全般を行いました。また、大奥では本名を使わず、役職にあった名前が与えられました。御年寄などトップクラスは「滝山」といった漢字二文字の名字。御中臈など中間クラスは「みよ」などという平仮名二文字の名前で、「お」を付けて「おみよ」と呼ばれます。御末など下級クラスは「夕顔」「桐壺」といった源氏名が与えられました。

江戸あらかると

大奥での出産

大奥での出産

大奥では、お世継ぎが無事に誕生することを願い、まじないや祈祷にも頼りました。御中臈は懐妊の兆候があると「病気」と称し、部屋に籠ります。そして、お産が軽い犬にあやかり、戌の日の吉日に、お腹に岩田帯を巻く帯祝いを行ったり、蟇目役 (ひきめやく) という女中が妊婦を妖魔から守るため鏑矢 (かぶらや) を鳴らし、音を立てました。安定期に入ると産所である「北の御座敷」で安静に過ごします。出産が近づくと、妊婦は白無垢を着て、座形で出産に臨みます。出産中は蟇目役がまじないを唱え続けました。こうした苦労を経て、将軍の子が誕生したのです。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌