今週の謎

#108 2014年4月28日放送

今週のテーマ:「ぶらり探訪~寺社篇」

江戸時代の人々にとって、寺社巡りは娯楽の一つでした。その江戸っ子たちが驚いた信仰のテーマパークや一大ブームとなった流行神の人気の秘密とは?そして徳川家康が徳川家の菩提寺にしたのが増上寺。徳川家光がもう一つの菩提寺として造ったのが寛永寺。江戸の二大寺院の非公開の内部に潜入し、全貌に迫ります。

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江戸のうんちく学

将軍家の菩提寺は、芝にある増上寺と上野の寛永寺です。増上寺と寛永寺には、それぞれ6人の将軍が祀られています。増上寺が将軍家菩提寺になったのには、こんなエピソードが伝えられています。天正18年、初代将軍・徳川家康が関八州の領主として江戸に入府した日、増上寺の門前で乗っていた馬が急に動かなくなり、立ち往生しているところを住職の源誉存応上人に助けられます。家康は源誉存応上人に感謝を述べ、増上寺を江戸での菩提寺とすることを決めるのです。そして、増上寺に二代将軍・秀忠と 正妻のお江が祀られます。二人と仲が悪かったと言われる三代将軍・家光は、両親と同じ場所に葬られることを嫌い、寛永寺を造営し、葬儀を行わせます。以後、四代将軍・家綱と五代将軍・綱吉は寛永寺に祀られることになりました。しかし、六代将軍・家宣は家康の定めた菩提寺に埋葬するよう遺言し、幼くして亡くなった七代将軍・家継も増上寺に祀られました。八代将軍・吉宗は、尊敬する綱吉が眠る寛永寺に埋葬するよう遺言します。九代将軍以降は寺のバランスをとるため、将軍の遺言の有無に関わらず、埋葬地は幕閣が調整するようになりました。

江戸あらかると

流行神

流行神

流行りものが大好きな江戸の人達は、信仰においても流行りものを作っています。小石川にある源覚寺の閻魔様もその一つです。宝暦年間、重い眼病を患った老婆が大好物のこんにゃくを断ち、病が治るよう21日間欠かすことなく閻魔様に日参し、願をかけました。すると老婆の目の痛みが消え、片目に光を取戻したのです。老婆が閻魔様の元にお礼に行くと、まるで閻魔様が目を与えてくれたかのように、右目がなくなっていました。以来、こんにゃく閻魔と呼ばれ、目の病にご利益のある流行神として評判となりました。

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江戸のススメテーマソング

「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌