今週の謎

#105 2014年4月7日放送

今週のテーマ:「日本橋」

江戸時代、日本橋は様々な中心地でした。家康が五街道の起点にした謎を解く鍵は葛飾北斎が描いた浮世絵にあった?商売の激戦区で生き抜くために商人たちが生み出した斬新なアイデアとは?日本橋に秘められた謎を解き明かします。

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江戸のうんちく学

日本橋は五街道の起点であったため、全国から様々な商人があつまりました。中には斬新な発想で商売を成功させるものも少なくありませんでした。その代表格が現在の三越の前身でもある「三井越後屋」です。それまで武士の家を訪問していた商売を一変、定価の正札をつけて店先で現金で売る「現金掛値なし」という商売方法を世界に先駆けて開発しました。またお茶で有名な「山本山」は煎茶の製法をいち早く日本橋に持ちこみ、庶民に人気を博しました。お茶と言えば茶葉を粉にして飲む抹茶が主流でしたが、茶葉を煎じてエキスを抽出する煎茶は味もスタイルも全く新しく、一度にたくさんの人に茶が出せることが受け、ブームを巻き起こしたのです。他にも「釜屋もぐさ」はそれまで仏教関係や上流社会だけで使用されていたお灸用のもぐさを「切りもぐさ」という携帯できる形にして売り出し、大ヒットを飛ばしました。日本橋の商店は、新たな試みで、新たな顧客を開拓する、現在のベンチャー企業のようなものでした。

江戸あらかると

一石橋迷子しらせ石標

一石橋迷子しらせ石標

江戸時代、日本橋の周辺は盛り場として賑わったためたくさんの迷子がでました。そこで安政4年、日本橋の隣にあった一石橋の袂に作られたのが「迷子しらせ石標」です。石標の左側面には「たつぬる方」、右側は「志らする方」と刻まれ、両側面には長方形の窪みが施されていました。どのように使うのかというと、迷子を捜している親が、子供の特徴などを左側の窪みに貼っておきます。それを見た通行人が迷子を知っていた場合、どこにいたなどの情報を右側に貼っておくのです。ひと昔前に駅にあった伝言板のようなもの。人出の多い寺社などにも作られましたが、戦災や震災によって破壊され、現存するものは一石橋のものだけになりました。

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「大河悠久」(アルバムTOGI より)演奏:東儀秀樹,古澤巌