会計士探偵上条麗子の事件推理4「死を呼ぶ老後資金」
聡明な女性会計士・上条麗子が、専門知識や天性のカンを駆使して殺人事件の解明に挑む
聡明な女性会計士・上条麗子が、専門知識や天性のカンを駆使して殺人事件の解明に挑む
公認会計士・上条麗子(眞野あずさ)の同僚・仙波大次郎(船越英一郎)に彼の昔の同僚で、現在、介護センターの社長をやっている津山弥生(未來貴子)から、豊かな老後の生き方について講演を依頼される。その壇上で大次郎は「人殺し!」と3人の老婆・大滝ハル(山田スミ子)、長谷川梅子(長内美那子)、白井光代(弓恵子)にヤジられ、講演は中止になってしまう。会計事務所はそれをきっかけに信用失墜。麗子たちは信用回復のため、3人の老婆たちの行方を追う。麗子と、同居人の町子(野村昭子)と行きつけの喫茶店の娘・望(須藤温子)の3人は、弥生の夫・黒崎正人(布川敏和)が営む行列のできるラーメン屋に行く。そのラーメンは、大次郎の兄・芳太郎(木村元)の会計事務所の一階にあった大次郎行きつけの中華料理店のマスター・並河の作るラーメンの味と同じだった。その並河は、数年前に亡くなっているという。それを聞いた大次郎は、門外不出のはずの並河の味を弟子であるとはいえ黒崎が作れるはずはないと思う。麗子は、講演会で老婆を追う麗子たちの邪魔をした男・渡辺伸二(井田國彦)が殺されたことを知る。この男は悪徳不動産屋であるが、何故殺されたのか? 殺害現場から大次郎の講演のパンフレットが発見され、大次郎が容疑者として吉川刑事(藤岡弘)に取り調べられることに。