自治会長・糸井緋芽子社宅の事件簿スペシャル
苦節30年、やっとつかんだ部長昇進から急転直下ヒラ社員に逆戻り!夫のトホホな運命に殺人事件が追い討ち!
苦節30年、やっとつかんだ部長昇進から急転直下ヒラ社員に逆戻り!夫のトホホな運命に殺人事件が追い討ち!
商事会社に勤める糸井章太郎(高田)が支社の人事部長に抜擢された。苦節30年、ダメ社員と言われながらやっと勝ち取った栄冠だ。おまけに新しい社宅も一戸建て。今まで徹底的な節約で耐え忍んできた妻の緋芽子(泉)はやっと春が来たと大はしゃぎする。ところがそんな喜びも束の間、会社のリストラ策で章太郎の支社が別の支社に吸収合併されることになった。部長に昇進した章太郎は早期退職か、賃金カットで平社員降格という選択を迫られるはめに。社宅も一戸建てから狭い古アパートに逆戻り。しかし、社宅がひどいのは環境だけではなかった。専務派の塚田部長(山下)と常務派の萩本部長(ベンガル)が壮絶な派閥争いを繰り広げていたのだ。塚田の妻・千秋(山口)や萩本の妻・朝子(松金)も加わり、章太郎と緋芽子は両陣営から強引な勧誘を受けた。中立を誓ってきた緋芽子ももううんざりという時、1カ月前に萩本の部下・池上(加藤厚成)が殺された事件で警察が萩本と塚田を疑い始めた。社宅が大騒ぎに包まれた真っ只中、塚田の母・珠代(丹阿弥)が緋芽子に近づいてきた。その珠代は緋芽子が舌を巻くほどのやりくり名人だったが・・・。