BS-TBS

報道ドラマ「生きろ」 ~戦場に残した伝言~

この番組は終了しました

沖縄戦終結を沖縄県民とともに生き抜いた島田叡(あきら)県知事の実話を、ドラマとドキュメンタリーで綴る特別企画。

◆キャスト
島田叡(第二十三代沖縄県知事)… 緒形直人 荒井退造(沖縄県警察部長・警視) …的場浩司 具志よし子(県職員)… 真野恵里菜 伊波和枝(防空監視隊員)…逢沢りな    ○ 牛島満(陸軍中将・第三十二軍司令官)…西郷輝彦(特別出演)    ○ 小渡信一(知事秘書官)…満島真之介 長勇(陸軍中将・参謀長)…田中要次 大田実(海軍少将・沖縄根拠地隊司令官)…石橋凌 ほか 語り:由紀さおり
◆スタッフ
制作プロデューサー:藤原康延 番組プロデューサー:黒岩亜純 総合監修:岩城浩幸 ドキュメンタリーチーフディレクター:佐古忠彦 ドラマデザイン:三城真一 ドラマ脚本:土城温美 ドラマプロデューサー:前田利洋 ドラマ演出:酒井聖博 製作著作:TBS 初回放送:2013年8月7日(TBS)
4Kアイコンについて
このマークがついている番組は4K画質で収録されている番組です。BS-TBS 4Kにてご視聴いただくと、4K映像がお楽しみいただけます。4K放送の視聴方法など、詳しくはこちらをご覧ください。

次回の放送

番組内容

今も「沖縄の神様」と慕う人たちがいる戦中最後の沖縄県知事の実話を、ドラマとドキュメンタリーでお送りする終戦特別企画。 昭和20年1月に内務省の異動で赴任し、6月23日の沖縄戦終結の日までの5か月間を沖縄県民とともに生き抜いた島田叡(あきら)県知事。赴任前、大阪府内政部長であった島田は、沖縄戦の始まる2か月前に沖縄県知事の内示を受けた。赴任後は命がけで沖縄住民を守るために様々な改革に着手し、陸軍との交渉を試みた。番組では、そんな島田の生き様を、過去の戦争フィルム、関係者の証言、当時の手紙などの貴重な資料をもとに、報道ドラマとして再現。ドキュメンタリーと併せて、島田を通して沖縄戦がどのような戦いであったかを伝えていく。また島田は、中学時代から野球のスタープレーヤーとして名を馳せた。番組では、知事としての島田だけではなく、「野球人としての島田」、「人間としての島田」の魅力も描いていく。 ■ドラマあらすじ 沖縄戦が始まる2か月前の1954年1月末、1人の男が沖縄県知事に就任した。前任の知事・泉守紀(大原康裕)が職場放棄同然で沖縄を脱出したためだ。白羽の矢が立ったのは、大阪府内政部長の島田叡(緒形直人)。間もなく戦場になることが目に見えている沖縄への赴任を引き受けるのかとの周囲の懸念をよそに、島田は辞令を拝命した。 中学時代から野球のスタープレーヤーとして名を馳せ、内務省でも気骨のある官僚として豪快な噂を持つ島田を迎えたのは、沖縄県警察部長の荒井退造(的場浩司)だった。 赴任とともに島田は、「県民のため沖縄のため」をモットーに様々な改革に着手。そんなとき、海軍沖縄根拠地隊司令官の大田実(石橋凌)が島田の歓迎会を開くと言ってきた。軍とは何かと衝突していた県庁や警察部の面々は難色を示すが、島田は荒井たちを伴って酒宴に赴いた。 のちに、戦況が悪化の一途をたどり県民が死にさらされ、食料や避難民の受け入れなど様々な深刻な問題がのしかかってきた。米軍の激しい攻撃から沖縄を守るため、島田と荒井は砲弾をかいくぐり陸軍第三十二軍司令官・牛島満(西郷輝彦)と参謀長の長勇(田中要次)のいる司令部壕に直談判に向かう。そこで島田が軍の幹部たちに発言したこととは…。   ■ドキュメンタリー 島田知事、荒井警察部長の行方は。戦後68年経った今もわかっていない――。 沖縄戦終結の日とされる1945年6月23日。それは陸軍中将・第三十二軍の牛島満司令官らが自決した日である。その後も米軍の掃討戦は続くが、この日をもって日本軍の組織的な戦闘は終わった。島田知事と荒井警察部長の終焉の地がどこなのか、遺骨が見つからないため、自害したとも、掃討戦での爆撃に巻き込まれたとも言われている。 ドキュメンタリーでは、島田知事と荒井警察部長のその後の足取りを追跡する。島田知事が卒業した兵庫高校(当時の神戸二中)OBや島田知事の行方を捜し続けている中心的な組織である“島守の会”に密着。“島守の会”が行う知事の「終焉の地捜索」に同行、沖縄県糸満市・摩文仁の崖下にある壕で手がかりを探す。また、沖縄戦終結直後に島田知事や荒井警察部長と話を交わした人物や当時のことを知る関係者への取材を重ねる。 さらに番組は沖縄戦を記録したフィルム1000本の大半を入手。沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会の努力によってアメリカ国立公文書館から手に入れたものなど、沖縄戦を知る上で貴重な映像を駆使し、沖縄戦がどのような戦いだったのかも分かるようにした。そして島田知事が陸軍とどう向き合っていたのか、当時の資料から掘り下げていく。

番組からのお知らせ

リンク