クレジット会社の管理センターに勤める小早川茜（片平なぎさ）はクレジットカードにまつわるトラブルに目を光らせる凄腕調査員。ところが茜はある日、所長の大杉（ケーシー高峰）から突然、人探しを命じられる。聞けば依頼主は茜たちサンライズクレジットの大株主である川島産業の社長で、１年程前から音信不通になっている令嬢・由香里（井上晴美）を探して欲しいのだという。警察沙汰にしたくない為、茜の日頃の活躍を耳にし、依頼してきたのだ。最初は渋る茜だが、大杉に強固に命じられ、結局相棒の染太郎（西村和彦）と共に由香里の捜索を始める。早速、茜はオンラインで送られてくる由香里のクレジットカードの利用場所をチェック。カードの利用状況から由香里の居場所を掴もうと、まずは使用頻度額が高く、由香里が暮らしていたと思える高級ホテルから捜索を開始する。茜たちはホテルの従業員から、由香里が「薔薇の城」というホストクラブを頻繁に利用し始めた二週間前から、ホテルに戻っていないと聞く。その上、由香里がいなくなる直前、ヒロシと名乗る親しげな男に電話で呼び出されていたとの情報もつかんだ。茜たちは、由香里がヒロシと名乗る男と一緒に行動を共にしている可能性が高いと考える。茜たちはヒロシについて調べようと、ホストクラブ「薔薇の城」を訪問。ホストたちの間で由香里は、金払いの良いお嬢様で注目の的だった。だが、肝心のヒロシは「薔薇の城」のホストではなく、由香里が「薔薇の城」に通い出す以前に行っていたホストクラブのホストで由香里と親密だったと判る。