放送番組審議会

  • 2015.07.08

    第50回

    1.

    日 時

    2015年7月8日(水)午後5時

    2.

    場 所

    BS-TBS大会議室

    3.

    委員の出席

    委員総数 7名
    出席委員数 7名

     

    出席者

    委員長 山崎敏子
    委員 岸伸久 北代耿士 渡辺久哲 滝田洋二郎 丸島俊介 諸田玲子

     

    局側

    平本 取締役会長
    星野 代表取締役社長
    渡辺 常務取締役
    高田 常務取締役
    菅原 取締役
    大崎 取締役
    佐藤 制作局長
    佐藤 編成局編成部長
    片山 制作局報道番組部担当部長

    4.

    議 題

     
     

    審議事項

    テレビ番組
    「週刊報道Bizストリート」
    放送日時:2015年6月13日(日)

    5.

    審議内容

     

    (1) 

    審議事項

       

    「週刊報道 Bizストリート」2015年6月13日(日)放送

    * 主な放送内容:
    「静かに深まるギリシャ危機 期限迫る!」(カバー・ストーリー)
    「英国家電のものづくり魂~ダイソン創業者 ジェームス・ダイソン氏」(リーダーズ)
    「匠の領域へ 食品機械の最先端」(トレンド・キャプチャー)
    ※( )内はコーナー名

     

    (2) 

    審議対象番組への講評

       

    (審議委員)

    ・今回の「Leaders」では、現役の海外トップの考えに直接触れるというリアル感がありよい番組だった。英国新興企業ダイソンが日本市場をどのようにとらえ、高価格帯に新機軸の製品を次々と投入するのかなど、的を射た質問をしており見ごたえがあった。
    このほか、「Cover Story」が2週にわたってギリシャ問題を取り上げたのは、タイミングが良かった。現地取材で様々な立場の人たちにインタビューを積み重ね、切実な実態を見ることができた。ギリシャの今後の行方について海外の有識者の考えなどを紹介すればさらに深まった。

    ・「1時間の経済ニュース」としてよくまとまっているという印象。ギリシャの話は、ニッセイ研究所の矢嶋さんの落ち着きのある解説と中空さんのしっかりとした情報がスタジオで加わり、リアルな取材を裏打ちする形でわかりやすかった。
    細かいポイントだが、IMFなどの債務残高がユーロ表示であったが、円表示のほうが規模感がわかりやすいのでは。
    「トレンド・キャプチャー」は他の経済番組某コーナーの"既視感"が付きまとう。独自の視点が欲しい。

    ・土曜の9時にこの番組を持ってくる狙いは、「何か掘り下げよう」というものなのか、それとも「広く、わかりやすく見てもらう」いうコンセプトなのかについて関心をもった。

    ・地上波のこの種の番組との差別化として、BSはたとえば、このニュースは日本にとってどういう意味があるのかなど問題提起をするようなものにすべきでは。
    また、女性キャスターが庶民目線から取材に入るのはよいが、もう一歩踏み込んだ取材でアピールすべきでは。

    ・土曜夜に経済やビジネスが勉強できるのでよく見ている。構成が4つに分かれているところもとても見やすい。
    ギリシャの問題はこの種の番組のなかで一番わかりやすかったが、根本的になぜこれだけ負債がつみあがったのかについて、もう少し納得感のある解説が欲しかった。
    ダイソン社創業者のインタビューは踏み込みが足りないと感じた。

    ・ギリシャの話について、どこの局でも基本的なニュースの部分は同じ映像を使っている。独自性を出すために、他局が使用する映像は一切使わないというくらいのことでもよいのでは。また、海外のニュースを伝える場合、日本や日本人にどんな影響があるのかを主眼にすべき。
    ニュース番組は、難しいものをわかりやすくしなければならないし、普通のことをおもしろく切り取りつつ、加えて、視聴者と親しみを共有できるキャスターが視聴者との共感を大切にすることが大原則だと思う。今後どうやってTBSらしさをだしていくのかが大事。

    (制作プロデューサー)

    ・一番のターゲットは、日々活躍しているビジネス・パーソンが、『今知りたい』というものに応え、週明けから仕事の中でそれが生かされていくことを考えている。加えて、BSは、高齢者の方々からよく見ていただいている。経済に関心のある方も多く、投資をされている方もかなりいる。そうした視聴者の目にもかなうよう番組作りをしている。今後狙っているターゲットとして、若い層がある。これから経済を背負っていく方々であることに加え、経済という切り口から、日本にはまだこんな可能性があるんだというところを伝えていきたい。

    ・上記ターゲット論に基づく番組コンセプトとして『日本は、再び輝ける時を迎えることができるのか』を掲げている。様々な新しいビジネスチャンス、技術、そこから新しいビジネスモデルが出来、そして新しい産業が立ち上がり市場が生まれていく...。こうした経済のダイナミズムを捉えて『10年後、20年後の経済社会がイメージできるようなものが何か1つ残せないか』といったイメージをもち、ネタやゲストの選考を行っている。この番組の独自性の部分と自負している。

    ・ダイソン創業者のインタビューでの深い掘り下げ、ギリシャ問題を日本に引き寄せて検討するという視点、いずれも不足していた部分はあった。今後はそうした点に留意するとともに、「映像の独自性」についてもこだわっていきたい。

    (星野社長)

    ・「経済ニュースの映像化」は永遠のテーマではあるものの、そこからさらにニュースの本質的な部分を深めることが大切。

    (審議委員)

    ・番組の"既視感"はもうちょっとアプローチを変えると違ってくると思う。現状では訴えてくるものが少ないという感じ。
    いわゆる、企業の社長のインタビューでもっともつまらないのが成功物語だ。今回のダイソン創業者のインタビューでは、メインキャスターが成功談しか聞いていない。そういうところもあって、カタログ番組のように思えるときがある。
    ギリシャ問題も他の番組との差別化、あるいはこの番組がなにを伝えたいのかが明確でなかった。そこを意識すれば、今後日本に置き換えればどうなるかなどという視点にも自然と話が進み、いい番組になったと思う。

    (制作プロデューサー)

    ・ご指摘のポイントは今後も意識してやっていきたい。

    (審議委員)

    ・番組でジャズ音楽をつかっている理由は。

    (制作プロデューサー)

    ・土曜の21時台という時間帯でもあり、視聴者の皆さんはくつろいでいる時間と考えているので、マッチしたものを選んでいる。

    (審議委員)

    ・取材の体制はどうなっているのか。

    (制作プロデューサー)

    ・ディレクター7名体制です。

    (審議委員)

    ・企画書のコンセプトである「日本は、再び輝ける時を迎えることができるのか」
    は非常によい。これに毎回連なるようなメッセージを発信できれば、「品格のTBS」にふさわしいよい番組になると思う。

    ・コンセプトについては、さらなる練り上げが必要と感じた。「この番組はこの社会に、世界にどう貢献するのか」という議論をスタッフでもっとしていくべき。
    また、今回の番組では欲張りすぎた側面もあった。コーナーが3つも必要ないのでは。

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