放送番組審議会

  • 2005.01.17

    第15回

    2005年1月17日に第15回ビーエス・アイ放送番組審議会が開催されました。 審議会委員は7名が出席され、ビーエス・アイ側からは生井社長以下7名が出席致しました。 
    第15回の審議会は、テレビ番組「BS-i開局4周年スペシャル番組 幻の大陸スンダランド~海底に眠る人類の記憶~<前編・後編>」について審議を行いました。 
    *「BS-i開局4周年スペシャル番組 幻の大陸スンダランド~海底に眠る人類の記憶~<前編・後編>」の放送日時:1月1日(土曜日)2日(日曜日)午後7時~9時

    テレビ番組「BS-i開局4周年スペシャル番組 幻の大陸スンダランド~海底に眠る人類の記憶~<前編・後編>」について委員からは以下のような意見・感想がありました。

    • ・いろいろの事情があることはわかるんですが、やっぱり 1本2時間がいいところじゃないかと思うんです。というのは、焦点がぼけてしまって、画面自体が大体似たような海の光景になってしまって、最初は、ああ、なるほどと思っているんだけども、それに慣れてくると、余り新規さがなくなってくる。これはちょっと見ている方にはつらくなる構成だと思います。
    • ・小田静夫さんという考古学の専門家が監修しておられるわけだけれども、小田さんの見解なり何なりは、たとえ仮説にしても何か出てきてもよかったと思います。
    • ・1月1日と2日の普通のテレビの方では「仮装大賞」とか「筋肉番付」でしたっけ、ああいう家族がそろって娯楽番組を見るという、正月の文化みたいになっている中で、その時間にぶつけてこういうものを放送されたというのは、大変意欲的な、BS-iらしい挑戦であろうと思いますので、その点は評価させていただきたいと思っております。
    • ・地球規模の話なもんですから、あちこち移動する取材で、取材の方も大変なんだろうなと思いましたけど、見ている方も、確認するのが大変で、結構疲れました。でも、海底の様子とか巨石文化とか島の生活とか物語とか、 1つずつ大変興味深くて、映像的にもわくわくする感じはありました。
    • ・確証を持って話すのは多分できないだろうとは思ったんですけれども、もう少し肯定的な話し方でもよかったんではないかという感じがいたしました。
    • ・いろんな観点から探っていこうというのはわかるんですけれども、見ている側として、どこに軸足を置いているかなかなかわかりにくい。特に導入の部分がわからなくて、考古学なのか海のものなのか、民俗学なのか、その辺のどこに軸足を置いて見ていいのかということが視聴者の立場でわかりにくかったと思います。
    • ・私、ドキュメンタリーは吹きかえじゃなくて、現地の人の話は現地の人の言葉で、文字のスーパーで出していただきたい。どうしても吹きかえだとわざとらしかったり、安っぽくなる気がするんです。その辺が気になりました。
    • ・私は、全体としては非常に興味深く見ることができました。テーマとして細かく、ホモサピエンス、モンゴロイドの大冒険というか大航海というか、非常にロマンがあるテーマで、ストーリーの展開としても、スンダランドから黒潮で与那国、足摺へというのが、巨石の構造物の存在なんかからも非常に納得が行くものだったなというふうに思っております。
    • ・私、この番組を、どういうモードで見たらいいのかなというのを考えながら見ていたんです。これは考古学の興味を探るような、考古学のおもしろさみたいなものをもっと探っていく番組なのかなと思って見ていくと、どうもそういうところとも違いそうだ。長い海底シーンなどが出てきます。こういう非常に美しいリゾート風の風景を売りにしている、割と流して見ればいいものなのかなと思うと、どうもそうでもない。かなり海底ロマン的なものが強調されてもいるというふうに、次々にモードを違えながら見ていくんだけど、これも余りしっくり来ない。
    • ・意味ありげ、思わせぶりという材料が非常にたくさんあるんだけれども、どうつながるかというのは余り明示されていないし、余りどうも責任を持ってつながりをいいたくないような感じもちょっとある。
    • ・一番気になったのはスマトラ島沖地震が 12月26日に起きて、オンエアになっているので、テロップか何かでお見舞い申し上げますということが流れたのかどうか。私はそのぐらいはするべきだったんじゃないかなと、ちょっと思いました。
    • ・ただ、拝見して、開局 4周年と銘打つだけのことはあって、大変手間暇、お金、時間、非常に大きなパワーをかけてこれをおつくりになられた。綿密な取材をされているというのはよくわかったので、その意気込みとかそういう力を感じたところが、まずよかった点だと思います。
    • ・画面が非常にきれい。ハイビジョンのよさを生かしていましたし、林隆三さんのナレーション、先ほどくどいところもあるという話でしたが、割にゆっくりと、落ちついて楽しめる、いいトーンだったなと私には感じられました。それと、どなたからも出なかったテーマ音楽。あれは私は非常によかったなと。「スンダランドの記憶」というのは、このためにおつくりになったオリジナルだそうですけど、あれは非常に音楽としても楽しめる、いい音を聞かせていただいたなと思っています。

    BS-i 番組審議会委員
    委 員 長
    師岡 文男  (上智 大学教授)
    副委員長
    村 和男 (弁護士)
    委員
    逢坂 剛  (作家)
    委員
    沼田 早苗 (写真家)
    委員
    黛 まどか  (俳人)
    委員
    野間 省伸 ((株)講談社 代表取締役副社長)
    委員
    成田 康昭 (立教大学教授)

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