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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2012年5月1日 O.A.

#55 パース発 大自然の奇跡を辿る

オーストラリア

地図

今回は、オーストラリア大陸のなかでも最大の面積を誇る西オーストラリア州がバス旅の舞台。州都パースを起点とし、億万年かけて造られた絶景・奇景をたどります。
オーストラリアの長距離バスでは、旅慣れた人たちが枕や毛布を持参してきます。この国の長距離バスが、距離・時間ともに長いことをみんな知っているからこその備えなのだと実感しました。

そんな長距離バスで、まず向かったのはパースから約200キロ北上したサバンテス。
ここでは、ツアーバスを利用し、砂漠の中に忽然と姿を現す奇石ピナクルスへむかいました。約300万年かけて、地中から生えるように様々な形をした無数の奇石群は見るものを圧倒するものでした。

さらに北上を続け、農場の町ノーザンプトンへ。地元農家の方と出会い、農場や町の名所に案内していただきました。そして最後は、カルバリー国立公園。5億年前の時を刻む断崖の絶景や、岩が削られ窓のように見える、自然が造った奇跡の彫刻「ネイチャーズ・ウィンドウ」を望みます…