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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2012年1月10日 O.A.

#40 自然の恵み タスマニア島巡り

オーストラリア

地図

今回の舞台は、オーストラリア南部の島・タスマニアを訪れます。北海道の約8割の面積をもつこの島の交通手段はバスが主流。島内の全域をカバーしています。

そんなタスマニアのバス旅は、州都ホバートを起点に、素朴な田舎リッチモンド、海の町スワンシー、そして世界自然遺産に登録されているクレイドル山を巡ります。

自然や動物のイメージがあるタスマニアですが、ホバートはオーストラリアでシドニーに次いで2番目に歴史が古い町。欧風な建造物が並び、通りにはオープンカフェなどがあり賑わっています。毎週土曜日に開催されるタスマニア最大の市場におもむき、先住民の伝統楽器やタスマニア名物のハチミツなど300以上のお店を練り歩きます。リッチモンドでは、オーストラリア最古の橋へ。実はおばけが出るという逸話があるという事を地元の人に教えてもらう。続いて訪れたスワンシーはグレートオイスター湾に面しています。"オイスター"の名が冠する通り、ここはカキの養殖が盛んな町です。漁師さんのご自宅に招待され、カキやサーモンをご馳走になります。この漁師さん一家の庭が東京ドームの6倍以上もあり、子供はそこで、放し飼いの馬と一緒に遊んでいました。

そして、タスマニアといえば、やはり大自然。世界自然遺産クレイドル山では、地元レンジャーの方と原生林を歩き、オーストラリア固有種の哺乳類ウォンバットや貴重な動物にふれあいます。