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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年10月18日 O.A.

#29 アンデス神々の頂へ

ペルー

地図

今回の舞台は、南米ペルー。 神々が宿ると言われるアンデス地方を、バスで走ります。 太平洋に面した海抜0メートルのリゾート地・カマナから、「アンデス登山バス」に乗り込み、 標高3800メートルのティティカカ湖まで一気に駆け登る旅です。 途中には、街中の建物が白い火山岩で作られた美しい都市・アレキーパや、 アンデス山脈の谷にひっそりと佇むインディオ(先住民)の村、 ペルー最大級のお祭りに沸くプーノの街などにも立ち寄ります。

アレキーパ
標高2300メートルの山岳都市アレキーバは、アンデス山脈の入口に位置する街です。街中の建物が、近郊で採れる火山岩で作られており、その美しさから シウダー・ブランカ」、"白い街"とも呼ばれています。また、アンデス地方原産の唐辛子を使った辛い料理が有名です。市場で偶然に出会ったレストラン・オーナーに誘われて 名物料理の「唐辛子の肉詰め」をご馳走になりました。

カノコタ村
カノコタ村は、アンデス山中の「コルカの谷」と呼ばれる深い渓谷地帯に位置し、標高3750メートル。先住民・インディオたちが暮らす村です。富士山の頂上とほぼ同じ標高に、300人ほどの村人が暮らしています。この街で、コンビと呼ばれるミニバスでの移動中に、インディオの家族と出会い、そのまま村にホームステイさせてもらうことに。リセットという名前の美しい少女に、アンデスの山の暮らしを見せてもらいました。

プーノ
標高3850メートル。ティティカカ湖畔の街、プーノ。アンデス地方に伝わる古い言い伝えでは、ティティカカ湖から生まれた神の子がインカ帝国を築いたとされ、プーノも「伝説の都市」となっています。旅の途中で立ち寄ると、ペルーでも最大級の祭典である「聖母カンデラリアのお祭り」が開かれていました。このお祭りでは、アンデス地方特有の音楽「フォルクローレ」や踊りを楽しめます。
旅の最後には、神秘的な美しさをたたえた、ティティカカ湖の絶景も味わうことができました。