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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2016年9月1日 O.A.

#269 アムステルダム発 チューリップの国オランダを行く

オランダ
地図

今回の旅先は、オランダ。運河と住宅の美しい街並みが保存されているアムステルダムを出発して世界最大のフラワーパークのある町リッセへ足を伸ばし、チューリップの咲き誇る風景を堪能。第二の都市ロッテルダムでは、かつて海洋王国として世界に君臨したオランダならではの古い船の修復現場に出会います。

アムステルダム

17世紀の都市計画によって造られた町の中心部には運河と住宅の街並みを散策していると、住宅内部を一新する改装工事の現場に遭遇。外装は法規制によって変更が難しく、おかげで今も昔ながらの町の景観が大切に守られているんだとか。

キューケンホフ公園

アムステルダム近郊の町リッセはチューリップの球根生産で栄えた町。ここには、かつて貴族の狩猟場だった広大な土地をチューリップの展示場にした世界最大のフラワーパーク、キューケンホフ公園があります。オランダ中から集まった新作チューリップを育てる巨大な温室の中では3,000種のチューリップが咲き誇っていました。

ロッテルダム

ライン川の支流ニューウェ・マース川が流れるオランダ第二の都市ロッテルダムは古くからヨーロッパ内陸と外洋をつなぐ水運の拠点として栄えた町。古い船の洗浄作業が行われていた海洋博物館の野外展示ドックを訪れ、19世紀に現役だった輸送船の修復に情熱を傾ける人々と出会いました。