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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年9月20日 O.A.

#25 ブダペスト発 恵みの大地往き

ハンガリー

地図

街の中央をドナウ川が流れる首都・ブダペスト。歴史地区は世界遺産にも登録されている。派手な外装のバスに乗り込むと、いきなり川にザブン!珍しい水陸両用バスの運転手は、大型バスと船の免許、両方持っているのだという。中央市場には色とりどりの野菜が並ぶ。中でもハンガリー料理に欠かせないパプリカは、色も形も多種多様。ハンガリーは海がないため、魚より肉が豊富だ。「食べる国宝」とも呼ばれるマンガリッツァ豚や、巨大な角を持つスルケ(灰色牛)など、この国固有の家畜たち。国中の恵みが集まる街を出発し、平原で大地と生きる人々に出会う旅に出る。