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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2015年7月9日 O.A.

#218 ミラノ万博を100倍楽しむ方法

イタリア
地図

今回の旅先は、北イタリア・ミラノ。
この夏、世界で話題のビッグイベント、ミラノ万博の楽しみ方はもちろん、万博と併せて行きたい、ミラノの名所や最新おすすめスポット満載のバス旅に出かけます。

ミラノ中心街

旅の始まりは町のシンボル、ミラノ大聖堂から。「ドゥオモ」の名で町の人からも世界中の旅行者たちからも愛されるこの大聖堂は、500年もの歳月をかけて建てられたイタリアゴシック建築の傑作。そのスケールに圧倒されたあとは、このドゥオモの隣にあるミラノのもう一つのシンボル、ショッッピングアーケードのガッレリアも訪れて、高級ブランドショップの並ぶ内部をそぞろ歩き。
さらに市内観光バスに乗り込んで、町の名所巡りに出発します。

ミラノ最新スポット!運河のある下町ナヴィリオ地区へ

オペラの殿堂「スカラ座」やレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「最後の晩餐」のある「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」を巡ったバスはミラノ市民に大人気の最新スポット、ナヴィリオ地区へ。古い運河のある風情ある町並みと、万博開催に合わせて再開発された水辺の公園の雰囲気を楽しみ、創業100年の老舗ジェラート店で本場ジェラートの味も堪能!さらに運河沿いにギャラリーを構えるアーチストと出会い、“運河の町ミラノ”という知られざる歴史にも触れます。

ミラノ万博

いよいよミラノ中心部からバスに乗って郊外で開催中のミラノ万博へ!東京ドーム22個分という広大な敷地のなかに、140を越える国と機関などが出展する個性豊かなパビリオンがズラリとならぶ会場を巡ります。最初に入った日本館では日本の田園風景や和食の美しさを再発見。開催国イタリアのパビリオンを見学したあとは、いよいよイタリアの美食を体感!会場で人気を集める生ハム盛り合わせセットの味を堪能し、さらに1300種類のワインがテイスティングできるイタリアワイン館では、ソムリエの案内でイタリアの最高級発泡ワインの試飲も!
日暮れの会場で続々人々があつまってくるのは万博のシンボル「生命の木」。万博訪問のクライマックスとなる光と噴水と音楽の感動的なショーを楽しみます。

ミラノ近郊の高級避暑地・マッジョーレ湖

旅の最終日、町の喧噪を離れてミラネーゼ御用達の高級避暑地マッジョーレ湖へと向かいます。バスの車内でおすすめされたのは、湖に浮かぶ美しい小島、ベッラ島。ボートにのって上陸したベッラ島では、楽園を思わせる不思議な庭園を発見。白いクジャクが舞い、花が咲き乱れる夢のような雰囲気に包まれます。旅の終着点は湖を一望できる展望台。アルプスの山々に囲まれたマッジョーレ湖の絶景を堪能しました。