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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2015年3月12日 O.A.

#201 テルアビブ発 熱砂の大地ネゲヴへ

イスラエル

地図

今回のバス旅の舞台は中東・イスラエル。大都会テルアビブから砂漠を越えて世界一美しい海「紅海」のリゾートを目指します。立ち寄った町では、砂漠の遊牧民・ベドウィン族のオジさんに出会い、ベドウィン流の豪華なおもてなしを受けます。しかし、乗り換えの町ではイスラエル独特の休日「シャバット」のためバスが運休…。行き当たりばったりの旅ならではのトラブルを乗り越え、辿り着いた先では美しい海と色鮮やかな熱帯魚が待っていてくれました!

テルアビブ

中東屈指のビジネス都市・テルアビブが今回の旅の出発点。近代的なビルが建ち並ぶ街中で発見したのは、なんと寿司屋!「寿司サンド」と「YAKUZA寿司」というイスラエル生まれの不思議なお寿司を堪能しました。食後の散歩中に出会ったオジさんたちの勧めで、イスラエル南部に広がるネゲヴ砂漠を越えて、最南端の町・エイラットに広がる美しい海・紅海を目指す事が決まりました。

ベエルシェバ

テルアビブからエイラットまでの直行便がなかったため、まずは乗り換えの町・ベエルシェバを目指します。最新式のキレイなバスには車内カメラが搭載されていました。イスラエルではバスがテロリストによく狙われるらしく事件が起きた時の証拠用なんだとか…。ハラハラしつつも、何事もなく無事に到着しましたが、時間も遅かったのでこの町で一泊。翌日、立ち寄った市場では砂漠の遊牧民であるベドウィン族のおじさんに出会います。なんでも、最近では遊牧生活をやめて町に住んでいるベドウィン族がほとんどなんだとか。家に招待され、豪華な食事でもてなしていただきました。

ミツペラモン

ベエルシェバから先はイスラエル南部一帯に広がるネゲヴ砂漠に突入。砂漠を貫く一本道を進んで次の乗り換えの町ミツペラモンへ。町に到着し、エイラット行きのバスに乗り換えようとするも、この日はシャバットというイスラエルの休日にあたるためバスが全てストップしてしまいました。シャバットとはユダヤ教の安息日で毎週金曜の夕方から土曜の夕方にかけて休みとなるため、バス以外にも飛行機や電車など全ての公共交通機関がストップしてしまうんだとか。思わぬ足止めを食らってしまいましたが、翌日は地元の方に連れられ砂漠でのジープドライブを楽しみ、お宅にも招待してもらいました。休日を家族みんなで一緒に過ごす、ステキな時間を体験することができました。

エイラット

翌朝、バスに乗り込みようやくエイラットへ。兵隊さんだらけの賑やかなバスに揺られネゲヴ砂漠を一気に南下して行きます。紅海に到着し、早速ダイブ!沢山の美しい熱帯魚が迎えてくれました!