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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2015年1月22日 O.A.

#195 マニラ発 ルソン島北上 夕陽の丘へ

フィリピン

地図

今回のバス紀行は、フィリピンの首都マニラを出発し、ルソン島北部を旅します。行く先々で出会ったのは、経済的には貧しくても、力強く生きるフィリピンの人々の笑顔。

地元でオススメされた別名ミルクフィッシュと呼ばれる巨大魚バングースを求めて途中下車したダグパンでは、バスでたまたま乗り合わせた地元のおばさんがに案内され、村の子どもたちと一緒に美しい海岸沿いを探索。そこには戦争や台風の爪痕が残っていました。

さらにバスを乗り継ぎ向かったのは世界遺産のパオアイ教会。フィリピンでは珍しい重厚なバロック様式の教会の中にいると、あまりの美しさに時が経つのを忘れてしまいます。そして、旅の終着地点はフィリピンで一番綺麗な夕日が見れるという砂丘。空には、幾つもの色が混じりあい美しいグラデーションが描かれます。砂丘でのダイナミックな夕景は旅の締めくくりにピッタリの光景となりました。