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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2014年3月13日 O.A.

#150 バルセロナ発 地中海の味巡り

スペイン〜フランス

地図

今回の旅は、スペインからフランスへ国境越え。スペイン第2の都市・バルセロナから地中海沿いの町を巡ります。とれたて新鮮な魚介の料理、地中海が育てたワイン、そして絶品スープ料理『ブイヤベース』!地中海の幸を食べ尽します。

スペイン第2の都市・バルセロナ

バルセロナと言えば、サグラダ・ファミリア!ということで、まずは言わずと知れた建築家アントニ・ガウディの最高傑作を見学します。その後、町を散策していると行列のできるチュロス屋を発見します。なんでも、スペインではチュロスが名物なのだとか。チュロスをおいしく頂いた後、チュロス屋の店主に、地中海の新鮮な魚介が食べられる海沿いの町「ロセス」を勧められます。

地中海の港町・ロセス

おいしい魚介料理を求めてロセスの港に行くと、地中海料理レストランのシェフと出会います。シェフのお店に行ってみると、なんと満員でした。人気店の秘密は、世界一のレストラン「エル・ブジ」で働いていたシェフの腕と、家族経営だからこその気さくな雰囲気。スペインの小さな町に、なじみの店ができました。

ワインの町・ベジエ

シェフのすすめで、ワインの町「ベジエ」に向かいました。ベジエの周辺は古くからワインの産地として知られていますが、そこに地中海が育てたおいしい白ワインがあるというのです。ベジエの酒屋のお姉さんに尋ねると、その地中海ワインはワイナリーで直売しているとのこと。郊外へ行くと葡萄の収穫をしている男性に出会います。そこで、地中海ワインを飲ませてもらえることに。花のような香りでスッキリとした味わいでした。さらに地元産の牡蠣を食べる食事会に招待してもらいました。牡蠣と地中海ワインの相性はバッチリ。素敵な食べ合わせを教えてもらいました。

ブイヤベース発祥の町・マルセイユ

ワイナリーのオーナーすすめで、ブイヤベースを食べるためにマルセイユへ。世界三大スープに数えられることもあるブイヤベースは、マルセイユが発祥です。もともとマルセイユの漁師たちがとれたての魚でスープを作ったのが始まりだとか。港で漁師においしいブイヤベースが食べられる場所を訪ねると、『マダム・ブイヤベース』と呼ばれるブイヤベース名人ソソさんを紹介してくれました。ソソさんが作ってくれたのは、手のこんだ昔ながらのブイヤベース。地中海のおいしさを堪能しながら、旅を締めくくります。