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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2014年1月30日 O.A.

#144 パレルモ発 シチリアの母なる山へ

イタリア

地図

今回の旅の舞台は、地中海最大の島・シチリア島。
最大都市パレルモを出発し、母なる山・エトナ山を目指します。途中の町で出会ったのは、食いしん坊な漁師さんや民族舞踊団、エトナ山麓でワイナリーを営む家族。山あり海ありの自然豊かなシチリア島の暮らしに触れました。

シチリア最大都市・パレルモ

シチリアと言えば映画『ゴッドファーザー』。映画の撮影現場である、マッシモ劇場を訪れゴッドファーザーの世界に触れます。町を散策していると、シチリア伝統の帽子・コッポラ帽子の専門店を発見。美人な店員さんに、シチリアの母なる山・エトナ山を勧められ、エトナ山麓の町ランダッツォを目指してバスに乗り込みます。

岩山と海の町・チェファル

大きな岩山に惹かれてチェファルで下車したものの、町の人には海をすすめられます。海では漁師の家族に出会い、食事に誘われました。海辺の素朴な食事に舌つづみをうちながら、シチリアの家族の温もりに触れました。

山岳地帯の町・エンナ

乗り換えの町エンナは、標高900mの山の上にありました。町を散策していると、どこからともなく音楽が・・・。その正体は、シチリアの民族舞踊団でした。伝統的なおかしを食べたり、一緒に踊ったり、楽しいひと時を過ごしました。

エトナ山麓の町・ランダッツォ

エトナ山を求めて町の郊外に行くと、ワイナリーを営む家族に出会いました。葡萄畑には、なんとエトナ山の溶岩がゴロゴロと・・・。溶岩がある土地は、葡萄を美味しくするのだと言います。時に命を奪い、時に恵みを与えてくれるエトナ山は、『母なる山』なのだそうです。母なるエトナ山に思いをはせながら、美味しいワインを堪能しました。