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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2014年1月23日 O.A.

#143 アジスアベバ発 高原ロード560キロ

エチオピア

地図

今回は、アフリカの大自然がそのまま残る、エチオピアの北部を巡ります。

まずは、まさに発展途中で活気あふれる首都のアジスアベバ。建設途中の建物も多く、朝早くから大通りは人でごった返しています。何より驚きなのがエチオピアのバスのシステム。バスの快適レベルが3つに分けられ、レベルが下がるに連れて故障率アップ!最低レベルは目的地に辿り着けないことも!

バスのシステムに圧倒されながらも、さっそくバスに乗り込んで美味しい地ビールが飲める、デブラマルコスへ。1時間ほどすると乗客全員で朝食タイム!エチオピアの国民食“インジェラ”を頂きます。お腹も一杯になったところで再出発。
ところが!!懸念していたアクシデントが発生!山の中腹で立ち往生するハメに…。結局デブラマルコスに到着したのは夜。結局10時間もバスに揺られていました。捨てる神あれば拾う神あり。乗客のある一家がお家へご招待してくれ、地ビールも堪能できました。

続いて訪れたのは、エチオピア第二の都市、バハルダール。笑い上戸のおじさんと念願のエチオピアコーヒーをテイスティング。豆を炒るところから始め、丹念に作られた一杯はまさに格別!本場のコーヒーのクオリティにただただ感動です!

旅の最後に訪れたのは、ナイルの源流タナ湖。そこで出会ったのは、草で作ったパピルス・ボートで昔ながらの漁を営む漁師さん。彼らの純朴さと優しさには心が洗われます。最初から最後まで濃密なエチオピアのバス旅をご紹介します!