地球バス紀行トップへ戻る

地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2014年1月9日 O.A.

#141 ナポリ発 長靴半島の突端へ

イタリア

地図

今回の旅の舞台は、のどかな南イタリア。
南部最大の都市ナポリを出発し、イタリア半島を南下します。旅の途中では絶品のモッツァレラチーズを作る農家や、地中海に生きる漁師に出会い、自然豊かな南イタリアを味わいます。

南イタリア最大の都市・ナポリ

「ナポリを見て死ね」と言われるほど、風光明媚な景観で知られる町。歴史ある旧市街地を歩いていると、本屋が数多く並んでいました。今の時期は、教科書の売り買いをしているとのこと。古き物を大切にするイタリアの習慣を知ります。 さらに、ナポリで一番おいしいというピザ屋を発見。絶品のマルゲリータには、コクのあるモッツァレラがふんだんに使われていました。南イタリアはモッツァレラチーズ農家がたくさんあるのだか。ピザ屋の店員さんオススメのチーズ農家を目指すことにします。

モッツァレラの町・カパッチョ

町はずれののどかな場所に、チーズ農家はありました。オーナーについていくと、たくさんの水牛が!モッツァレラは水牛のミルクから作られるのだそうです。さらにチーズ工場を見学した後、オーナーの家でできたてのモッツァレラをごちそうになりました!

地中海の港町・シッラ

チーズ農家のオーナーの勧めで、港町シッラへ。バスの運転手の好意で、なんとバスで町を巡りました。下車して細道が続く漁師町を散策していると、地中海の漁師さんに出会い、漁に連れて行ってもらいました。漁の後には、漁師さんの自宅でこの地方独特の魚料理を堪能します。

レッジョ・ディ・カラブリア

“イタリアで最も美しい1キロ”と言われる海岸線を目指しますが、着いたところは案外普通の浜辺・・・。正面にはシチリア島が見えました。おおらかな南イタリアの洗礼を感じつつ、美しい地中海を眺めながら旅を締めくくります。