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地球バス紀行

毎週木曜21時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2013年9月24日 O.A.

#127 アルマティ発 大草原の花園へ

カザフスタン

地図

今回の旅の舞台は、中央アジアのカザフスタン。
最大の都市アルマティを出発し、野生のチューリップの園を目指します。旅の途中、鷹で狩りをする鷹匠に出会い、家では最高のもてなしをうけました。そこには、昔ながら伝統が今も大切に続けられていたのです。

アルマティ

近代的なアルマティの街を散策していると、カザフスタンの大自然を描いた絵画を売る通りがありました。雪山や大草原・・その中にお花畑の絵を発見します。売り子さんに聞くと、丁度チューリップのシーズンとのこと。カザフスタンには、私たちが普段見ているチューリップの原種、野生のチューリップを見る事ができるそうです。「アクス・ジャバグリ自然保護区」という野生のチューリップが見られる場所を教えてもらい、バスに乗り込みます。

タルガップ

カザフ人は、もともと移動を繰り返す遊牧民族。街の人でも馬に乗れるのは当たり前だとか。バスの中で、乗馬ができるというタルガップ村を教えてもらい、途中下車することにしました。村人の馬を貸してもらい、大草原を馬で駆け抜けます。

メルケ

メルケでは、鷹で狩りをする鷹匠に出会います。突然家にお邪魔したにもかかわらず、カザフスタンのごちそう、羊料理“ベシュバルマック”や民族楽器“ドンブラ”の演奏でもてなしてくれました。カザフスタンでは、お客さんが来たら自分たちができる限りのもてなしをするのです。

アクス・ジャバグリ自然保護区

民宿を経営するガイドさんの案内で、アクス・ジャバグリ自然保護区へ。チューリップのシーズンはほとんど終わりかけており、花を見つける事ができません。しかし、ガイドさんの頑張りで小さな花園を見つける事ができました。