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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2013年5月7日 O.A.

#107 バーゼル発ライン川国境の道

スイス

地図

バーゼル

旅の始まり、バーゼルで待ち受けていたのは、鉄道王国スイスの現実でした。街中を走っているのは路面電車ばかりでバスが見当たりません。ライン川のほとりで地元の人からラインフェルデンという町へ行くよう勧められたのですが、誰に聞いても、ラインフェルデン行きのバスは無いから電車で行った方が良いという返事。結局、何度かバスを乗り継いで行く事に。途中、バス停で突然の雪に見舞われながら、1時間半かけて到着、列車だったら乗り継ぎ無しの15分で行けたとか…これは大変なバス旅になりそうです。

ラインフェルデン

ラインフェルデンはライン川を挟んでドイツ側とスイス側に分かれた珍しい町でした。橋を渡れば、誰でも自由に出入りできるということで、ドイツまで行ってみる事に。同じ町なのに、ここはスイス側よりも物価が安いと言う事で、今日はドイツ側のラインフェルデン一泊することにしました。

シャフハウゼン

続いて向かったのは、同じくライン川沿いにあるシャフハウゼンという町。とうとうバスでは行けなくなってしまい、途中、鉄道に乗ることになってしまいました。町をブラブラと歩いた後、地元の方と一緒にバスに乗って“ラインの滝”を見に行く事に。ヨーロッパ最大級の水量を誇る滝の迫力に圧倒されました。しかし、その帰り道、再び、突然の大雪に見舞われ…親切な地元の方のお宅で泊めてもらい、何とか凌ぐ事が出来ました。

シュタイン・アム・ライン

最後は“ラインの宝石”と言われるシュタイン・アム・ラインという町へ。その名の通り、川沿いに美しい街並みが並ぶ姿を、ようやく晴天のもとで見る事ができました。