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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2013年3月26日 O.A.

#101 キト発 素顔のアマゾン巡り

エクアドル

地図

今回の旅の舞台は、エクアドル。首都・キトを出発し、エクアドル東部のアマゾン川を目指す500キロのバス旅です。途中、エクアドルで最も美しい山の一つ・コトパクシ山や、温泉の町バーニョス、アマゾン源流の町テナに立寄り、山やジャングルといった自然豊かなエクアドルの姿に迫ります。

赤道直下の雪山・コトパクシ
首都・キトが今回の旅の出発点。標高2900m、しかも坂が多いキトの町を息を切らせながら散策します。その後、エクアドルで最も美しい山の一つ『コトパクシ山』を目指し、バスに乗り込みます。しかし怪しい雲ゆき。降ろされたのは停留所もない道ばた・・・。翌日のコトパクシ山の風景に期待をよせて、標高3700mの山小屋で夜を過ごします。翌朝、山小屋の外にでると、目に入ってきたのはコトパクシ山の絶景。山小屋の主人に、コトパクシの雪解け水がアマゾン川に流れていると聞き、アマゾン源流の町テナに向かう事にします。

温泉と飴作りの町・バーニョス
停留所でテナ行きのバスを待つも、なかなか来ない。停留所にいた男性にバーニョスという町を経由するようにと教えてもらいます。バスに乗り込み、標高3700mからどんどん山を下り、標高2000mのバーニョスへ。バスの中でバーニョスは温泉が有名だと聞きつけ、立ち寄る事に。バーニョスの町では夢に向かって働く飴作りの夫婦に出会い、美しい滝の見える温泉に連れて行ってもらいました。なんとその滝もまた、アマゾンへと注いでいるというのです。

アマゾン源流の町・テナ
バスはいよいよアマゾン源流の町テナへ。川幅が次第に広くなり、アマゾン川への期待が膨らみます。テナの町に着き、アマゾン川を見てみると・・・意外と小さい。仕方なく町を散策していると、大きな市場を発見。そこでアマゾンの先住民・キチュア族の青年に漁に誘われ、森や川の恵み豊かなジャングルの暮らしを体験します。そして、大きなアマゾン川が見られるとキチュア族の青年に勧められて、アマゾンの町・コカに向かうことにします。

アマゾンの玄関口・コカ
コカに向かうバスの中で、アマゾンの石油基地で働く人に出会います。町に降りてみると、石油採掘で潤っているのか、町も大きい。彼に、アマゾン川の眺めのいい場所へ案内してもらい、アマゾンの奥地で働く人々の姿を思いながら旅を締めくくります。