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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年4月19日 O.A.

#3 ミラノ〜フィレンツェ 300キロ

イタリア

地図

今回の舞台はイタリア。ファッションの都ミラノを出発し、ローカルバス、長距離バスを乗り継ぎながら、華の都フィレンツェを目指す旅です。
観光名所を巡るのではなく、あくまでも行きあたりばったりのバスの旅。たまたま乗り合わせた通勤途中のおじさんや家路につく学生たちなど、地元の人たちならではのお勧めの場所を教えてもらい、見知らぬ村や町で途中下車していきます。
山間に静かに佇む小さな村・ヴィゴレーノでは、100歳を迎えたおばあちゃんの誕生日パーティーに遭遇したり、フレスコ画の村・ドッツァでは、喫茶店で知り合ったおばあちゃんの家に招かれ、手作りのパスタをご馳走してもらったり…と、観光では決して味わえない、この旅ならではの心温まる出会いと感動がありました。
全行程およそ300キロ。移ろう景色の中をゆっくりと南下しながら、その土地に暮らす人々が織りなす日々の物語を描きます。