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BS-TBS BS民放5局 特別企画「池上彰の5夜連続BIG対談」

BS-TBS

BS-TBS BS民放5局 特別企画「池上彰の5夜連続BIG対談」

BS民放5局(BS日テレ/BS朝日/BS-TBS/BSジャパン/BSフジ)は、共同特別企画として、『池上彰の5夜連続 BIG対談』を2018年3月18日から22日(木)まで5夜連続で特別放送します。共通プレゼンターには、今もっとも旬な人物の一人、ジャーナリスト・池上彰を起用。テレビ、執筆、講演(講義)…あらゆる場において若年層からビジネスエイジ、ママ世代、セカンドライフ世代といった多層に高い訴求力・説得力を持ち、そのタブーを恐れず相手に斬りこんでいく様は「池上無双」と呼ばれるなど、新たな現象も生み出している池上彰。各界で活躍する ”知の巨人” 5人と池上彰が、日本の過去・現在・未来についてじっくり語る…各局の枠を超えた5夜連続大型特別番組です。

BS-TBS 【再放送】4月28日(土)午後3時~4時55分

池上彰×磯田道史

~殿!現代に物申したく候!歴史に学び切り拓く未来~

池上彰×磯田道史

5夜連続でBS民放5局によって放送される池上彰が聞き手となる対談番組。3夜目(BS-TBS)のお相手は、大ヒット映画『武士の家計簿』や『殿、利息でござる!』の原作者で、歴史学者の磯田道史。「日本の課題を考えながら古文書を読む」という磯田に対して、好きな言葉は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という池上。そんな2人が現代ニッポンの抱える問題について徹底討論。磯田は日本史の観点から、池上は世界の視点から大いに語り合い、明るい未来を切り開くヒントを探ってゆく。
テーマは『政治不信』『国の借金』『日本の外交』『少子高齢化』と盛りだくさん。
平成の時代も終わろうとするいま、政治家に対する国民の信頼度は著しく低いままだ。池上が提起した“国を統治するリーダーに必要な条件とは何か?”その問いに対して、磯田は江戸幕府の始祖、徳川家康の政治の仕組みを引き合いに出して持論を展開する…
果たしてニッポンの明るい未来には何が必要なのか?

BS-TBS BS民放5局 特別企画「池上彰の5夜連続BIG対談」

再放送日時:2018年4月28日(土)午後3:00~4:55
出演:池上彰 磯田道史

池上彰さんプロフィール

池上彰さん

池上 彰(いけがみ・あきら)
ジャーナリスト
1950年(昭和25年)、長野県生まれ。
1973年NHKに入局、記者として松江放送局等を経て、社会部で警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。子ども向けニュース解説番組のキャスターを11年間務めた後、2005年に退職。
以降、フリージャーナリストとして活躍し、執筆活動と共に、現代社会、国際情勢、政治、宗教、時事問題などを自身でわかりやすく解説するテレビ番組に多数出演。
現在は名城大学教授、東京工業大学特命教授など7つの大学で教える。

池上彰さんコメント

番組企画について
語るべきことをいっぱい持つ人生経験豊富な方の話を各回2時間にわたって放送するのは、BS放送ならではの良さだと思います。インタビューは大変でしたが、普段会うことができない方からじっくり話を聞くことができました。それぞれの放送局の番組、どのゲストとの対談でも、これまで知られていなかったこと、新しい発見がありました。
視聴者、とりわけ若い世代の皆さんに
ゲストの方々はみんな、それぞれの第一人者です。いろいろな経験を積んでいます。5人の方々の体験に裏打ちされた味わい深い話を聞くと、もっと知りたいという気持ちになるはずです。放送を見ると、自分を振り返り、もっと勉強したくなる。そんな刺激的な番組です。番組を見て、自分なりの勉強したいポイントを見つけてください。

磯田道史さんプロフィール

磯田道史さん

磯田 道史(いそだ・みちふみ)
歴史学者
1970年(昭和45年)、岡山市生まれ。
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。
現在は、国際日本文化研究センター准教授。
『日本史の内幕(2017年)がベストセラーに。
映画『殿!利息でござる』や『武士の家計簿』の原作など著書多数。
歴史ドラマの時代考証など監修にたずさわる。

磯田道史さんコメント

池上さんをひとことであらわすと
『抽出力の達人』ですね。
いろんな神羅万象が世の中にありますけど「ここが要点である、ここをみれば問題をとける」という手がかりを指し示してくれる。(池上さん)ご自身で物事をよく理解されているから解説力が高いと評されているのだと思いますね。よく解説力が高い人は、表現力が豊かであるとか、いい文章を書く人は文章力が高いという風に言われますが、そうじゃない。
人間が喋ったり、書いたりする事は、脳の中で徹底的に理解したこと以外は表現できない。本当に理解している人が分かり易いことを言える。言っている事が分からないのは受けて側が悪いのではなくて、喋る側の人間の理解が足りないのです。では、理解力とは何かというと、分かり易い部分をきちっと抜き出す力。それを高いレベルで理解している上に表現力もあるというのが池上さんなのだと思います。
対談を終えての感想
(池上さんが)現代史のいろんな事例をもってお話していただいたのでわかりやすかったですね。(池上さんとの対談は)割と噛み合ったのではないかと感じてます。
でも、池上さんとの対談を持ってしても、具体的な解決方法というのはすんなり自分の中にはででこないものですね。難しいですね未来を考えるというのは。(自分が歴史学者という立場から)過去は既に起きてしまったことであるものだけですからね。
新しい発想だったり、こんな見方があるのか、ということを排除せずに一個ずつ拾っていくというのが池上さんらしさであるわけですけど、そういった点がおもしろく纏められたのかなと思います。(池上さんが)いつも解説力が高いといわれていることにつながるのだと思う。
現代アメリカや中国の問題を明や清という歴史的観点から
照らし合わせたお話もありましたが
時空を縦横に探しながら考えることは大事。物事を考える時に時間軸や、空間軸を飛び越えて似たような状況や事例は、他ではどんなものがあって、それは何故起きているのかということを考えるのは大事。それが出来る人というのはあまりいないですけど、池上さんとはそれができてとても有意義でした。
対談の中に出てきた“反実仮想”という言葉が重要なキーワードに思えましたが
日本の習慣の中には「もし~だったら」という事をあえて考えない、というより嫌なことは考えないようにするという傾向がある。“経路依存”と呼んでいるこれまでの経路に依存しきってしまう考えですね。これまでの日本人の変革期にしばしば見られた外圧が加わる、2つの原爆を落とされてしまうなどの、いよいよ困るところまできてから変わるということでは被害が大きい。だから、その前に予測して回避したりできればそれに越したことはない。実際それ(反実仮想)が活きた歴史もあると思うのでそう気持ちを持っていたいですよね。歴史は単なる過去でなく、私たちがよりよく生きるための道標。そういう視点から今日は、現代史と現代社会の専門家である池上さんとお話できたのは楽しかったです。
みどころ
単に歴史の話をしているわけではなく、我々が将来を生き抜くためのヒントをたくさん盛り込んだつもり。これから未来がどうなっていくのかを解説した上でどのような点に気をつけて生きればいいのかまでもかなり踏み込んで喋ったと思う。自分はこう思うという事は喋れたと思うので、そこを見て頂ければと思います。

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