地球千年紀行
~先住民族の叡智に学ぶ~
- 次回は10月10日(日)22:00~22:54
世界の先住民族たちの文化や暮らしには、私たちが直面する環境問題のヒントがありました。月尾教授が、その叡智を探ります。
Cast
月尾嘉男(東京大学名誉教授)
番組内容
世界の先住民族たちの文化や暮らしには、私たちが直面する環境問題のヒントがありました。環境問題の第一人者、月尾教授が、その叡智を探ります。
#15「珊瑚礁の海と共存する人~ミクロネシア ポンペイ島」 (’10年10月10日放送)
太平洋の赤道付近に位置するミクロネシア連邦。東西2500㎞にわたって点在する600以上の島から成る国。今回訪れるポンペイ島は連邦最大の島。年間降水量5000㎜という世界でも有数の多雨地帯。その雨のおかげで豊かな植生に恵まれ、地元のマーケットは様々な野菜・果物があふれている。しかし、土壌が薄い熱帯性気候の土地でもあり畑を作っても雨で土が流されてしまうのが悩み。そんなポンペイで昔から行われているのがアグロフォレストリー。畑を作らず自然の森の中で野菜や果物を栽培するのだ。もうひとつ、ポンペイ島の人々にとって大切なものが海。島を囲む珊瑚礁が豊かな海の恵みをもたらしてくれる。「海の森」とも呼ばれ、海洋生物の25%が恩恵を被っているといわれる珊瑚礁。珊瑚礁の海を守ることは漁業資源の保護にもつながる。そんな思いからポンペイ島では、珊瑚礁の海に8か所の海洋保護区を設け海洋資源の調査・保護に努めている。自然環境に手を加えず、そこから得られる恵みを享受するポンペイの暮らし。日本人が忘れてしまったものを思い出させてくれた。
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